fantasy

(となりのひとにきづかれぬようにぼくらだけのことばではなそう)

隣の人に気づかれぬように僕らだけの言葉で話そう

(しられちゃまずいたいそうなはなしはとくにないけれど)

知られちゃマズイ　たいそうな話は特にないけれど

(ごみばこになげすてたふぁんたじーをもういちどひろいあげたら)

ゴミ箱に投げ捨てたファンタジーをもう一度拾い上げたら

(かくえきでんしゃをじぇっとこーすたーにとらんすふぉーむして)

各駅電車をジェットコースターにトランスフォームして

(ふかのうのないたびへ)

[不可能]のない旅へ

(だれもがこどくじゃなくだれもがふこうじゃなく)

「誰もが孤独じゃなく　誰もが不幸じゃなく

(だれもがいまもよりよくしんかしてる)

誰もが今もより良く進化してる」

(たとえばそんなねがいをじしんをひにくを)

たとえばそんな願いを　自信を　皮肉を

(みちづれにさぁたびだとう)

道連れに　さぁ旅立とう

(そうぞうをこえたりょうきさつじんさえいまやにちじょうどきゅめんたりー)

想像を超えた猟奇殺人さえ今や日常　ドキュメンタリー

(いちいちこころうごかないよめんえきができみぎからひだり)

いちいち心動かないよ　免疫ができ右から左

(ことのうらがわすらかんたんにのぞけてわかったきになる)

「事件（こと）の裏側」すら簡単に閲覧（のぞ）けてわかった気になる

(でもほんとうはじぶんのことさえはあくしきれないなのになにがわかろう？)

でも本当は自分のことさえ把握しきれない　なのに何が解ろう？

(できないことはないどこへだっていける)

「出来ないことはない」「どこへだって行ける」

(つまづいてもまたたちあがれる)

「つまづいても　また立ち上がれる」

(いわゆるそんなきぼうをかんちがいをうそを)

いわゆるそんな希望を　勘違いを　嘘を

(ｉｄかーどにしるしていこう)

IDカードに記して行こう

(ゆうべみたゆめのなかのぼくはへいし)

昨夜（ゆうべ）見た夢の中の僕は兵士

(てきにかこまれてた)

敵に囲まれてた

(だからしかたなく７にんのてきとほえるいぬをうちころしてにげた)

だから仕方なく7人の敵と吠える犬を撃ち殺して逃げた

(ぼくらはあいしあいしあわせをわかちあい)

「僕らは愛し合い　幸せを分かち合い

(いびつでおおきなへだたりもこえていける)

歪（いびつ）で大きな隔たりも越えて行ける」

(たとえばそんなねがいをちかいをひにくを)

たとえばそんな願いを　誓いを　皮肉を

(みちづれにさぁたびだとう)

道連れに　さぁ旅立とう

(にちじょうのなかのふぁんたじーへと)

日常の中のファンタジーへと