弦/koyori(電ポルP)
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歌詞(問題文)
(ひとつひとつこぎれいないとをからくりであみこんで)
一つ一つ小奇麗な意図を からくりで編み込んで
(はでにしよかなこふうがよいかてんじょせかいをあんぎゃしよ)
派手にしよかな 古風がよいか 天井世界を行脚しよ
(ふたつみっつゆうれいのうわさたびびとのみわくきたん)
二つ三つ幽霊の噂 旅人の魅惑奇譚
(だれにはなそかあのこがよいかきいたはなしじゃつたわらぬ)
誰に話そか あの子がよいか 聞いた話じゃ伝わらぬ
(くもはあんぐりくちあけてみかんいろ)
雲はあんぐり口あけて蜜柑色
(あだなでよぶはだそだそかれかれ)
あだ名で呼ぶは誰そ誰そ彼彼
(ああつるにおまえがふれていまいましい)
嗚呼 弦にお前が触れて忌々しい
(くわえたゆびはもうふにゃふにゃ)
咥えた指はもうふにゃふにゃ
(だからわるくないぼくはずっとちぢこまって)
だから悪くない僕は ずっと縮こまって
(よじょうないよじょうにじょうかけるの)
余剰無い四畳に錠かけるの
(はりめぐらされたよわよわしい)
張り巡らされた弱々しい
(ごほんがさびゆくざらざら)
五本が錆び逝く ざらざら
(されどはりかえられないだっていのちみたい)
されど張り替えられない だって命みたい
(ごしょうでもしょうもないちくしょうだろう)
後生でもしょうもない畜生だろう
(とおもあまたもむだなどないぞかみさまのいわくびたん)
十も数多も無駄などないぞ 神様の曰く 美譚
(ならばてんにょをよこしたらどうかいつまでたてどつたわらぬ)
ならば天女を寄越したらどうか いつまで経てど伝わらぬ
(ゆかはあいであのがらくたふじゅんいろ)
床はあいであのがらくた 不純色
(あでやかにゆるだそだそかれかれ)
艶やかに揺る 誰そ誰そ彼彼
(ああすぐにおまえがわいていらいらする)
嗚呼 すぐにお前が湧いていらいらする
(みだれたのうみそぐにゃぐにゃ)
乱れた脳みそ ぐにゃぐにゃ
(それでいみもなくぼくはついであいをもした)
それで意味もなく僕は 次いで愛を模した
(じつじょうはひじょうなじょうをうんだの)
実情は非常な情を生んだの
(ぴんとはられていたいたしいそのつるのこえにあたふた)
ぴんと張られて痛々しい その弦の声にあたふた
(されどゆるめられないだってりょうはしで)
されど緩められない だって両端で
(おまえやおまえがほくそえんでいるのだ)
お前やお前がほくそ笑んでいるのだ
(ああつるにおまえがすれてひりひりする)
嗚呼 弦にお前が擦れてひりひりする
(くたびれたよもうむにゃむにゃ)
草臥れたよ もうむにゃむにゃ
(またもありふれたぼくはこっけいなので)
またも有り触れた僕は滑稽なので
(かじょうなじじょうでじちょうするだけ)
過剰な事情で自嘲するだけ
(はいからなさいはこうごうしい)
はいからな才は神々しい
(おもわずみとれてずぶずぶ)
思わず見惚れて ずぶずぶ
(つまりぼくはなんどもおんなじことで)
つまり僕は何度も同じことで
(ざしょうしてしょうきかくちくしょうだろう)
座礁して正気欠く畜生だろう
(ごしょうでもしょうもないちくしょうだろう)
後生でもしょうもない畜生だろう