旅人

(あんちょくだけどじゅんすいさがむねをうつのです)

安直だけど純粋さが胸を打つのです

(わかってながらぼくらはわい、せつ)

分かってながら僕らは猥、褻

(じょうほうかたでかんりゃくかだぜぶんめいのりきは)

情報過多で簡略化だぜ文明の利器は

(ぼくらをどうしてどこへはこんでく)

僕らをどうして何処へ運んでく

(だれだってしんどい)

誰だってしんどい

(しゅうだんでぎゅうどんたべてこどくなおもいをけしてんだ)

集団で牛丼食べて孤独な思いを消してんだ

(ほらもうすこしのしんぼうあわてんぼうよあせるな)

ほらもう少しの辛抱　あわてん坊よ焦るな

(わすれさられたにんじょうみをさがして)

忘れ去られた人情味を探して

(さまよっているぼくらってあいにまうたびびと)

彷徨っている僕らって愛に舞う旅人

(うつむかないでてんじょうをみよ)

うつむかないで天井を見よ

(ころばぬさきのつえなんていらない)

転ばぬ先の杖なんていらない

(でもしんぱいそんできょうもまたかみだのみ)

でも心配　そんで今日もまた神頼み

(あいじょうのひょうげんなんてのはじゅうにんといろです)

愛情の表現なんてのは十人十色です

(ぼくにかまわずさきにいってくんさい)

僕に構わず先に行ってくんさい

(はだかでだきあって)

裸で抱き合って

(りんじんとしょうらいなどをふあんなおもいでみつめんだ)

隣人と将来などを不安な想いで見つめんだ

(なやみはつきないやせつないがぐれるな)

悩みは尽きないや　切ないがぐれるな

(こいにみをなげるろみお)

恋に身を投げるロミオ

(びだんにならないじだいだ)

美談にならない時代だ

(よってぼくもまたたびびと)

よって僕もまた旅人

(いいわけせずにじっこうせよ)

言い訳せずに実行せよ

(せいとうかせずこたえをさがそう)

正当化せず答えを探そう

(ありがとうこんなぼくにつきあってくれて)

ありがとう　こんな僕に付き合ってくれて

(どうせだめならやってみよう)

どうせ駄目ならやってみよう

(かぞえきれぬぜつぼうをあじわったゆめをおうたびびと)

数え切れぬ絶望を味わった夢を追う旅人

(このじんせいをまっとうせよ)

この人生をまっとうせよ

(だれのものでもないとずにのってしくじって)

誰のものでもないと図に乗って　しくじって

(そんできょうもまたかみだのみ)

そんで今日もまた神頼み