オリジナル呼吸 文字の呼吸19
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(じゅうはちのかた:もじりゅう・まんじてんしょう)
拾捌の型:文字龍・万字天翔
(がいよう:もじのこきゅうにおけるちょうこうい、もじせいめいぐげんがた。)
概要:文字の呼吸における超高位、文字生命具現型。
(じゅうしちのかたがかこのきろくされたじゅつしきをよびおこすかただったのにたいし、)
拾漆の型が過去の記録された術式を呼び起こす型だったのに対し、
(じゅうはちのかたでは、それまでちくせきしてきた、)
拾捌の型では、それまで蓄積してきた、
(かぞえきれないもじそのものをひとつのせいめいたいへとうごうする。)
数え切れない文字そのものを一つの生命体へ統合する。
(しようしゃは「ばんしょうそうてん」からむすうのもじをときはなち、)
使用者は「万象創典」から無数の文字を解き放ち、
(それらをきょだいなりゅうのかたちへとくみあげる。)
それらを巨大な龍の形へと組み上げる。
(うみだされるもじりゅうはつうじょうのりゅうではなく、)
生み出される文字龍は通常の龍ではなく、
(すうまんのもじによってこうせいされたことだませいめいたい。)
数万の文字によって構成された言霊生命体。
(「りゅう」「てん」「しょう」「かみなり」「ひかり」「じん」などのもじがうろこや、)
「龍」「天」「翔」「雷」「光」「迅」などの文字が鱗や、
(つの、つめ、つばさとなり、さらにりゅうのしんたいをこうせいする、)
角、爪、翼となり、さらに龍の身体を構成する、
(ひともじひともじがどくりつしたじゅつしきとしてきのうする。)
一文字一文字が独立した術式として機能する。
(そのため、りゅうそのものがひとつのきょだいなじゅつしきであるとどうじに、)
そのため、龍そのものが一つの巨大な術式であると同時に、
(すうまんのちいさなじゅつしきがあつまったしゅうごうたいでもある。)
数万の小さな術式が集まった集合体でもある。
(とくちょう:すうまんたんいのもじをいったいのきょだいなりゅうへとうごうする。)
特徴:数万単位の文字を一体の巨大な龍へ統合する。
(りゅうのしんたいをこうせいするもじひとつひとつがじゅつしきとしてきのうする。)
龍の身体を構成する文字一つ一つが術式として機能する。
(ひしょう、とっしん、きゅうこうか、せんかいなど、りゅうのうごきをかんぜんにさいげんする。)
飛翔、突進、急降下、旋回など、龍の動きを完全に再現する。
(もじりゅうのしんたいをぶんれつさせ、むすうのこがたもじりゅうへかえることもかのう。)
文字龍の身体を分裂させ、無数の小型文字龍へ変えることも可能。
(こうげきをうけても、もじがのこっていればしんたいをさいこうちくできる。)
攻撃を受けても、文字が残っていれば身体を再構築できる。
(りゅうのほうこうがきょだいなもじしょうげきはとなる。)
龍の咆哮が巨大な文字衝撃波となる。
など
(ひしょうしたきせきがひかるもじれつとなり、あとからついかこうげきをはっせいさせる。)
飛翔した軌跡が光る文字列となり、後から追加攻撃を発生させる。
(くうちゅうせんできわめてたかいせいあつりょくをもつ。)
空中戦で極めて高い制圧力を持つ。
(しようしゃがもじりゅうへめいれいをかきくわえることで、せんとうちゅうにのうりょくをへんこうできる。)
使用者が文字龍へ命令を書き加えることで、戦闘中に能力を変更できる。
(とくにとくちょうてきなのが、りゅうをかいてからうごかすのではなく、)
特に特徴的なのが、龍を書いてから動かすのではなく、
(もじそのものがあつまってりゅうになるというてん。)
文字そのものが集まって龍になるという点。
(はつどうえんしゅつ:しようしゃは「ばんしょうそうてん」をひらき、はねぺんをてんくうへむける。)
発動演出:使用者は「万象創典」を開き、羽ペンを天空へ向ける。
(なにもかかれていないくうかんへ、まずひともじ。)
何も書かれていない空間へ、まず一文字。
(「りゅう」とかく。)
「龍」と書く。
(そのひともじがはっこうしたしゅんかん、ほんのぺーじからむすうのもじがとびだす。)
その一文字が発光した瞬間、本のページから無数の文字が飛び出す。
(すうひゃく。すうせん。そして、やがてすうまん。)
数百。数千。そして、やがて数万。
(もじはてんくうへまいあがり、きょだいならせんをえがきながらひとつのちゅうしんへあつまっていく。)
文字は天空へ舞い上がり、巨大な螺旋を描きながら一つの中心へ集まっていく。
(「てん」「しょう」「じん」「かみなり」「ひかり」「かぜ」「きば」「つめ」「うろこ」「かみ」。)
「天」「翔」「迅」「雷」「光」「風」「牙」「爪」「鱗」「神」。
(さまざまなもじがたがいにけつごうし、きょだいなりゅうのりんかくをけいせいしていく。)
様々な文字が互いに結合し、巨大な龍の輪郭を形成していく。
(とうぶがかんせい。)
頭部が完成。
(つのがかんせい。)
角が完成。
(どうたいがかんせい。)
胴体が完成。
(つばさがかんせい。)
翼が完成。
(さいごにきょだいなおがてんくうをよこぎったしゅんかん、むすうのもじがいっせいにかがやく。)
最後に巨大な尾が天空を横切った瞬間、無数の文字が一斉に輝く。
(きょだいなもじりゅうがかんせいする。)
巨大な文字龍が完成する。
(りゅうはゆっくりとめをひらき、こがねいろのひとみでてきをみつめる。)
龍はゆっくりと目を開き、黄金色の瞳で敵を見つめる。
(しようしゃがはねぺんをふりあげると、りゅうはてんくうへひしょう。)
使用者が羽ペンを振り上げると、龍は天空へ飛翔。
(そのしゅんかん、りゅうのしんたいをこうせいするもじがいっせいにくうちゅうへとびちり、)
その瞬間、龍の身体を構成する文字が一斉に空中へ飛び散り、
(ふたたびりゅうのしんたいへもどるというとくしゅなひしょうをくりかえす。)
再び龍の身体へ戻るという特殊な飛翔を繰り返す。
(りゅうがいちどおおきくせんかいすると、そのきせきにきょだいなもじれつがのこる。)
龍が一度大きく旋回すると、その軌跡に巨大な文字列が残る。
(にどめのせんかいではそのもじれつがひかりのやいばへへんか。)
二度目の旋回ではその文字列が光の刃へ変化。
(さんどめではかみなりのほんりゅうへへんか。)
三度目では雷の奔流へ変化。
(そしてさいごにりゅうがてんくうからきゅうこうかし、きょだいなほうこうをはなつ。)
そして最後に龍が天空から急降下し、巨大な咆哮を放つ。
(ほうこうとどうじにりゅうをこうせいするすうまんのもじがいっせいにはなたれ、)
咆哮と同時に龍を構成する数万の文字が一斉に放たれ、
(むすうのひかりもじとなってせんじょうぜんたいへふりそそぐ。)
無数の光文字となって戦場全体へ降り注ぐ。
(みため:もじりゅうはそうはく・はくぎん・おうごんをきちょうとするきょだいなりゅう。)
見た目:文字龍は蒼白・白銀・黄金を基調とする巨大な龍。
(しんたいのひょうめんにはむすうのもじがうろこのようにならび、そのもじがたえずうごいている。)
身体の表面には無数の文字が鱗のように並び、その文字が絶えず動いている。
(いちまいのうろこをみるとちいさなもじになっており、それぞれがあわくはっこうしている。)
一枚の鱗を見ると小さな文字になっており、それぞれが淡く発光している。
(つのはきょだいなふでもじのようなかたち。)
角は巨大な筆文字のような形。
(ひげはほそながいひかりもじ。)
髭は細長い光文字。
(つめはするどいこうひつ。)
爪は鋭い光筆。
(つばさはむすうのぺーじともじれつがかさなってけいせいされる。)
翼は無数のページと文字列が重なって形成される。
(ひとみはおうごん。)
瞳は黄金。
(くちをひらくとないぶにはむすうのもじがうずまき、)
口を開くと内部には無数の文字が渦巻き、
(そこからきょだいなことだましょうげきはがはなたれる。)
そこから巨大な言霊衝撃波が放たれる。
(ひしょうするとりゅうのしんたいがいちじてきにもじれつへぶんかいされ、)
飛翔すると龍の身体が一時的に文字列へ分解され、
(そのままそらをながれるかわのようにすすみ、ふたたびりゅうのすがたへもどる。)
そのまま空を流れる川のように進み、再び龍の姿へ戻る。
(とおくからみると、「よぞらそのものにきょだいなしょがえがかれ、)
遠くから見ると、「夜空そのものに巨大な書が描かれ、
(そのもじがいっとうのりゅうへへんかしてそらをまっている」ようにみえる。)
その文字が一頭の龍へ変化して空を舞っている」ように見える。
(ゆらい:もじりゅうは、もじによってこうせいされたりゅうといういみ。)
由来:文字龍は、文字によって構成された龍という意味。
(じゅうにのかたででんしょうのそんざいをぐげんかし、じゅうごのかたでげんしょのもじへとうたつしたことで、)
拾弐の型で伝承の存在を具現化し、拾伍の型で原初の文字へ到達したことで、
(「もじそのものからせいめいをつくりだす」というはっそうがうまれた。)
「文字そのものから生命を作り出す」という発想が生まれた。
(まんじはむすうのもじ。)
万字は無数の文字。
(ひともじではちいさなちからしかもたなくても、)
一文字では小さな力しか持たなくても、
(それらをあつめればきょだいなそんざいそのものになれるというしそうをあらわしている。)
それらを集めれば巨大な存在そのものになれるという思想を表している。
(てんしょうは、もじりゅうがてんくうをじゆうじざいにひしょうするすがたをいみする。)
天翔は、文字龍が天空を自由自在に飛翔する姿を意味する。
(このかたは「ひともじがちからをもつなら、)
この型は「一文字が力を持つなら、
(まんのもじがあつまればせいめいそのものになれる」というしそうからうまれた。)
万の文字が集まれば生命そのものになれる」という思想から生まれた。
(そしてかんせいしたもじりゅうは、ただのしょうかんじゅうではない。)
そして完成した文字龍は、ただの召喚獣ではない。
(いちのかたからつみかさねてきたもじというがいねんそのものが、)
壱の型から積み重ねてきた文字という概念そのものが、
(ひとつのせいめいとしてすがたをえたそんざいとされる。)
一つの生命として姿を得た存在とされる。
(そのためじゅうはちのかたは、もじのこきゅうにおけるおおきなとうたつてんのひとつであり、)
そのため拾捌の型は、文字の呼吸における大きな到達点の一つであり、
(ここからさきはもじをあやつるのではなく、)
ここから先は文字を操るのではなく、
(もじによってせいめい、みらい、うんめいそのものをあつかうりょういきへすすんでいく。)
文字によって生命、未来、運命そのものを扱う領域へ進んでいく。