星に願いを

(あゆみもあまいつたないこえ)

歩みも甘い　拙い声

(さわがないでちのみごちゃん)

騒がないで　血飲み子ちゃん

(ひたってないでしみたぐらいで)

浸ってないで　滲みたぐらいで

(ぬれたなんてわらえるから)

濡れたなんて　笑えるから

(どろにまみれたままごとあそびなのね)

泥にまみれたままごと遊びなのね

(ゆめものがたりにげおくれたのはだれ)

夢物語り　逃げ遅れたのは誰？

(おとぎのくにまぼろしをみたの)

おとぎの国　幻を見たの

(ねがいはながれぼしよかなうものならば)

願いは　 流れ星よ　叶うものならば

(はげしくふりつづけてつきさえもおとして)

激しく降り続けて 月さえも落として

(よぞらをいろどるおもいなどもえつきてしまえばいい)

夜空を彩る想いなど 燃え尽きてしまえばいい

(あけることもないやみよはやすらかに)

明けることもない闇夜は　安らかに

(ひらかないでひろげないで)

ひらかないで　ひろげないで

(やさしいてでさわらないで)

やさしい手で　触らないで

(なぐさめないでかまわないで)

慰めないで　構わないで

(いたわらないであるけるから)

労わらないで　歩けるから

(このむねがうでがかみがのどのおくで)

この胸が　腕が　髪が　喉の奥で

(つぎはぎだらけでつむぎはじめている)

継ぎはぎだらけで紡ぎ始めている

(かれるほどないてもこのままで)

枯れるほど泣いても　このままで

(ねがいはながれぼしよかなうものならば)

願いは 流れ星よ　叶うものならば

(はげしくふりつづけてつきさえもおとして)

激しく降り続けて　月さえも落として

(よぞらをいろどるおもいなどもえつきてしまえばいい)

夜空を彩る想いなど 燃え尽きてしまえばいい

(あけることもないやみよはやすらかに)

明けることもない闇夜は　安らかに

(わたしはおきざりにされていくのだから)

わたしは 置き去りにされていくのだから

(しずめてもどれないぐらい)

沈めて　戻れないぐらい

(どうかはしって)

どうか走って

(そらみみだけをたよりにして)

空耳だけを頼りにして

(ひどくぬれてるきおくは)

ひどく濡れてる記憶は

(あなたをまた)

あなたをまた

(ねぇさがしてしまうから)

ねぇ　探してしまうから