太宰治

背景
投稿者投稿者零崎  いいね0  お気に入り登録
プレイ回数7  難易度(3.7) 60秒 長文

問題文

ふりがな非表示 ふりがな表示
(あさ、めをさますときのきもちは、おもしろい。) あさ、眼をさますときの気持は、面白い。 (かくれんぼのとき、おしいれのまっくらいなかに、) かくれんぼのとき、押入れの真っ暗い中に、 (じっと、しゃがんでかくれていて、) じっと、しゃがんで隠れていて、 (とつぜん、でこちゃんに、がらっとふすまをあけられ、) 突然、でこちゃんに、がらっと襖をあけられ、 (ひのひかりがどっときて、でこちゃんに、) 日の光がどっと来て、でこちゃんに、 (「みつけた!」とおおごえでいわれて、) 「見つけた!」と大声で言われて、 (まぶしさ、それから、へんなまのわるさ、) まぶしさ、それから、へんな間の悪さ、 (それから、むねがどきどきして、) それから、胸がどきどきして、 (きもののまえをあわせたりして、) 着物のまえを合せたりして、 (ちょっと、てれくさく、おしいれからでてきて、) ちょっと、てれくさく、押入れから出て来て、
(きゅうにむかむかはらだたしく、あのかんじ、) 急にむかむか腹立たしく、あの感じ、 (いや、ちがう、あのかんじでもない、) いや、ちがう、あの感じでもない、 (なんだか、もっとやりきれない。) なんだか、もっとやりきれない。 (はこをあけると、そのなかに、またちいさいはこがあって、) 箱をあけると、その中に、また小さい箱があって、 (そのちいさいはこをあけると、またそのなかに、) その小さい箱をあけると、またその中に、 (もっとちいさいはこがあって、そいつをあけると、) もっと小さい箱があって、そいつをあけると、 (また、また、ちいさいはこがあって、) また、また、小さい箱があって、 (そのちいさいはこをあけると、またはこがあって、) その小さい箱をあけると、また箱があって、 (そうして、ななつも、やっつも、あけていって、) そうして、七つも、八つも、あけていって、 (とうとうおしまいに、) とうとうおしまいに、
など
(さいころくらいのちいさいはこがでてきて、) さいころくらいの小さい箱が出て来て、 (そいつをそっとあけてみて、) そいつをそっとあけてみて、 (なにもない、からっぽ、あのかんじ、すこしちかい。) 何もない、からっぽ、あの感じ、少し近い。 (ぱちっとめがさめるなんて、あれはうそだ。) パチッと眼がさめるなんて、あれは嘘だ。 (にごってにごって、そのうちに、) 濁って濁って、そのうちに、 (だんだんでんぷんがしたにしずみ、) だんだん澱粉が下に沈み、 (すこしずつうわずみができて、) 少しずつ上澄が出来て、 (やっとつかれてめがさめる。) やっと疲れて眼がさめる。 (あさは、なんだか、しらじらしい。) 朝は、なんだか、しらじらしい。
問題文を全て表示 一部のみ表示 誤字・脱字等の報告

ピックアップ

タイピング練習講座 ローマ字入力表 アプリケーションの使い方 よくある質問

人気ランキング

注目キーワード