桜のベールが影に染まる夜

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投稿者投稿者咲良もあ/Sakura_moaいいね2お気に入り登録
プレイ回数10難易度(4.6) 3432打 長文
初ジャンル!怖い系です!
今回は久しぶりに本格的に作ってみました!(いつも本格的に作っているけどw)怖いのが無理な人は飛ばしちゃっていいからね

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問題文

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(とけいのはりが13じ12ふんをまわったしゅんかん、へやのあかりがすべてきえて) 時計の針が13時12分を回った瞬間、部屋の明かりがすべて消えて (つめたいせいじゃくがまいおりた) 冷たい静寂が舞い降りた (ぱちぱちとぶきみなのいずをたてながら、) パチパチと不気味なノイズを立てながら、 (ぱそこんのえきしょうがめんが) パソコンの液晶画面が (とつぜんまっくらなやみにつつまれていく) 突然真っ暗な闇に包まれていく (あわててさいきどうをこころみるけれど、) 慌てて再起動を試みるけれど、 (きーぼーどはわたしのにゅうりょくをいっさいうけつけてくれない) キーボードは私の入力をいっさい受け付けてくれない (がめんのおくから、みたこともないでれのないれいてつなぷろぐらむのもじが、) 画面の奥から、見たこともないデレのない冷徹なプログラムの文字が、 (たきのようにながれおちてくる) 滝のように流れ落ちてくる (はいしんたぐのろぐをおそるおそるのぞくと、「もあちたんさく」) 配信タグのログを恐る恐る覗くと、「もあち探索」 (というちのようなあかもじががめんをうめつくしていく) という血のような赤文字が画面を埋め尽くしていく (だれもいないはずのゆうぐれのせいとかいしつのつくえのしたから、) 誰もいないはずの夕暮れの生徒会室の机の下から、 (かちり、かちりとなにかがきしむおとがきこえた) カチリ、カチリと何かがきしむ音が聞こえた (それはわたしのひとみのおくにあるひみつのはぐるまとはちがう、) それは私の瞳の奥にあるひみつの歯車とは違う、 (せかいのちょうりつをくるわせる) セカイの調律を狂わせる (のろわれたかいいのあしおときょうふのあまりにわたしのあたまのももいろあほげは、) 呪われた怪異の足音恐怖のあまりに私の頭の桃色アホ毛は、 (こいのあんてなのきのうをうしなってきけんさっちれーだーとばかしていた) 恋のアンテナの機能を失って危険察知レーダーと化していた (うそをつけないあんてなが、めにみえないきょういのせっきんをとらえて、) 嘘をつけないアンテナが、目に見えない脅威の接近を捉えて、 (つんつんとはげしくふるえつづけている) ツンツンと激しく震え続けている (れんあいのどきどきなんて1みりもかんけいない、) 恋愛のドキドキなんて1ミリも関係ない、
など
(ほんもののしせんがわたしのすぐうしろまでせまっているんだ) 本物の死線が私のすぐ後ろまで迫っているんだ (もこもこふーどをふかくかぶって、ふるえるしんたいをちいさくまるめながら、) もこもこフードを深くかぶって、震える身体を小さく丸めながら、 (わたしはただいきをひそめるしかなかった) 私はただ息を潜めるしかなかった (たすけをもとめようとだきしめた、) 助けを求めようと抱きしめた、 (れさぱんのぬいぐるみのがらすのひとみが、) れさぱんのぬいぐるみのガラスの瞳が、 (くらやみのなかであやしくあかくひかる) 暗闇の中で妖しく赤く光る (あかんぼうのころからわたしをそだててくれたやさしいぬくもりはどこへいったの、) 赤ん坊のころから私を育ててくれた優しいぬくもりはどこへ行ったの、 (とわたしはこころのおくでなきさけんだ) と私は心の奥で泣き叫んだ (いつもならめろんぱんをかたてに「きょうもあそぶぞ!」ってへやにはいってくる、) いつもならメロンパンを片手に「今日も遊ぶぞ!」って部屋に入ってくる、 (きばくるみちゃんもいない) 木葉くるみちゃんもいない (くるみのもりのひだまりのようなあたたかいにちじょうはとおくへさり、) くるみの森のひだまりのような温かい日常は遠くへ去り、 (おわらないほらーどうがのでぃすとぴあがはじまる) 終わらないホラー動画のディストピアが始まる (まどのそとをみあげれば、まんかいだったはずのさくらのはなびらが、) 窓の外を見上げれば、満開だったはずの桜の花びらが、 (どすぐろいちのいろにそまってはらはらとまいちる) どす黒い血の色に染まってハラハラと舞い散る (5ふんでえがきだすさいていげんのだっしゅつるーとのちずさえ、) 5分で描き出す最低限の脱出ルートの地図さえ、 (このふかいくらやみのなかでは1みりもやくにたたない) この深い暗闇の中では1ミリも役に立たない (「そそのかしるぜ、これは・・・・・・」) 「唆るぜ、これは……」 (とふてきにわらって、かがくのぶきでくらやみをきりさいてくれるあのおとこのこは) と不敵に笑って、科学の武器で暗闇を切り裂いてくれるあの男の子は (どこかんぺきにのうをきょうゆうしているみたいに、) どこ完璧に脳を共有しているみたいに、 (わたしのぴんちをひゃくおくぱーせんとのかくりつでみつけて、) 私のピンチを百億パーセントの確率で見つけて、 (はやくたすけにきてよ) 早く助けにきてよ (はいごからのびてくるつめたいかげのてからのがれるように、) 背後から伸びてくる冷たい影の手から逃れるように、 (わたしはもこもこぱじゃまのそでをつよくにぎりしめた) 私はもこもこパジャマの袖を強く握りしめた (ろうかのおくからぱたぱたとちかづいてくるあしおとは、) 廊下の奥からぱたぱたと近づいてくる足音は、 (わたしのだいすきなもこもこすりっぱのおとなんかじゃない) 私の大好きなもこもコスリッパの音なんかじゃない (さびしくてしょぼんとしたよるならきみにあまえられるけれど、) 寂しくてしょぼんとした夜なら君に甘えられるけれど、 (このかいいのよるはわたしからすべてをうばおうとする) この怪異の夜は私からすべてを奪おうとする (まいにちたのしくつづってきたたいせつな「もあにっき」のぺーじが、) 毎日楽しく綴ってきた大切な「もあにっき」のページが、 (ぱらぱらとかってにめくれてはくしにもどっていく) パラパラと勝手にめくれて白紙に戻っていく (きみといっしょにあゆんできたたからもののぽーとふぉりおを、) 君と一緒に歩んできた宝物のポートフォリオを、 (こんなぶきみなそんざいにこわされてたまるもんですか) こんな不気味な存在に壊されてたまるもんですか (おうえんしてくれるもあっこたちがくれたたくさんのいいねのひかりをおもいだして、) 応援してくれるもあっこ達がくれたたくさんのいいねの光を思い出して、 (わたしはひっしにいしきをたもった) 私は必死に意識を保った (12じかんのちんもくのせいげんをやぶるように、) 12時間の沈黙の制限を破るように、 (へやのすみのすぴーかーからふおんなけいこくのいずがひびきわたる) 部屋の隅のスピーカーから不穏な警告ノイズが響き渡る (むすっとふくれていかるよゆうすらはぎとられて、) むすっと膨れて怒る余裕すら剥ぎ取られて、 (わたしのしんぞうはきょうふのでぃすとーしょんでばくはつしそうだった) 私の心臓は恐怖のディストーションで爆発しそうだった (ずっといっしょだよ) ずっと一緒だよ (ってゆびきりしてかわしたあのひのやくそくを、) って指切りして交わしたあの日の約束を、 (ここでおわらせるわけにはいかないんだ) ここで終わらせるわけにはいかないんだ (ぱれっとぷりずむのなないろのひかりよ) パレットプリズムの七色の光よ (、どうかこのふかいすいーとないとのじゅばくをちからづよくときはなって) 、どうかこの深いスイートナイトの呪縛を力強く解き放って (どんなにぜつぼうてきなじょうきょうのおかるとないとだとしても、) どんなに絶望的な状況のオカルトナイトだとしても、 (きみへのじょうねつというぶきがあればぜったいにまけない) 君への情熱という武器があれば絶対に負けない (おきにいりのくろわっさんへあぴんをきらりとひからせて、) お気に入りのクロワッサンヘアピンをきらりと光らせて、 (わたしはせまりくるやみのばけものにだいはんげきをちかう) 私は迫りくる闇の化け物に大反撃を誓う (くらやみのむこうから、ききおぼえのあるたのもしいあいぼうのあしおとがしずかに、) 暗闇の向こうから、聞き覚えのある頼もしい相棒の足音が静かに、 (だけどまっすぐにちかづいてきたわたしのあんてながこんどはきけんじゃなくて、) だけど真っ直ぐに近づいてきた私のアンテナが今度は危険じゃなくて、 (まちのぞんでいたきゅうせいしゅのとうらいをつげてあつくはげしくゆれだす) 待ち望んでいた救世主の到来を告げて熱く激しく揺れだす (すやすやとしあわせなゆめをつむげるもとのせかいをとりもどすために、) すやすやと幸せな夢を紡げる元の世界を取り戻すために、 (わたしはきみのてをにぎって) 私は君の手を握って (このきょうふをたたきわるねぇ、) この恐怖を叩き割るねぇ、 (はやくわたしをこのおりからつれだして!) 早く私をこの檻から連れ出して! (わたしたちのじょうねつのみらいは、) 私たちの情熱の未来は、 (こんなやみにはひゃくおく%まけないんだから) こんな闇には百億%負けないんだから
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