第113回 日本語ワープロ検定試験 初段

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1 ももも 6684 S+ 7.2 92.4% 306.4 2230 182 36 2024/11/09
2 maro 6637 S+ 6.9 96.2% 330.4 2283 90 36 2024/11/10
3 極・A 6526 S+ 6.9 94.6% 325.9 2254 127 36 2024/11/09
4 茶々 5312 B++ 5.6 94.7% 407.9 2295 128 36 2024/11/10
5 なり 4684 C++ 5.1 92.2% 440.6 2252 188 36 2024/11/04

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問題文

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(わたしはりょこうへでかけると、そのちいきのどうぶつえんをおとずれてみる、)

わたしは旅行へ出掛けると、その地域の 動物園を訪れてみる、

(ひとむかしまえまでは、ただしゅるいべつにおりをならべててんじしているところがほとんどで、)

一昔前までは、ただ種類別におりを並べて展示している所がほとんどで、

(こどものいくばしょといういんしょうがつよかった。)

子供の行く場所という印象が強かった。

(ところが、さいきんではさまざまなくふうによって、)

ところが、最近では様々な工夫によって、

(おとなもたのしめるごらくしせつとしてはってんをとげている。)

大人も楽しめる娯楽施設として発展を遂げている。

(へんかのきっかけはあるちいきのどうぶつえんでどうにゅうされた「こうどうてんじ」という)

変化のきっかけはある地域の動物園で導入された「行動展示」という

(ほうほうがさいようされたことだといわれている。)

方法が採用されたことだといわれている。

(これは、ほんらいもつのうりょくやせいたいをしぜんにはっきさせて、)

これは、本来持つ能力や生態を自然に発揮させて、

(そのすがたをみせるてんじのしかたである。たとえば、どうえんでは、すいちゅうで)

その姿を見せる展示の仕方である。 例えば、同園では、水中で

(じょうしょうとかこうをくりかえすあざらしのせいたいにちゃくもくし、えんちゅうけいのすいそうをこうあんした。)

上昇と下降を繰り返すアザラシの生態に着目し、円柱形の水槽を考案した。

(それまでは、ひょうじょうでねころぶすがたをみることがおおかったが、)

それまでは、氷上で寝転ぶ姿を見ることが多かったが、

(すべるようにすいちょくうんどうをするようすをまのあたりにして、)

滑るように垂直運動をする様子を目の当たりにして、

(いんしょうがかわったというかんそうをもつひともおおいようだ。)

印象が変わったという感想を持つ人も多いようだ。

(また、あるどうぶつえんでは、あじあのねったいりんやにほんのやまざとなど、)

また、ある動物園では、アジアの熱帯林や日本の山里など、

(いきものたちがじっさいにくらすかんきょうをちゅうじつにさいげんし、てんじしている。)

生き物たちが実際に暮らす環境を忠実に再現し、展示している。

(そうげんをはしりまわったり、いわばでねそべったりするすがたをみていると、)

草原を走り回ったり、岩場で寝そべったりする姿を見ていると、

(まるでかいがいにいるかのようなきぶんになる。)

まるで海外にいるかのような気分になる。

(ひとのかんりかでせいかつをするというかんきょうでも、いきものが)

人の管理下で生活をするという環境でも、生き物が

(けんこうでしあわせにいきるためのとりくみもおこなわれるようになった。)

健康で幸せに生きるための取り組みも行われるようになった。

(さいきん、かくちのえんでどうにゅうされているちんぱんじーたわーもそのひとつだという。)

最近、各地の園で導入されているチンパンジータワーもその一つだという。

など

(すうきのもくせいやぐらをくんで、そのあいだにろーぷをわたして)

数基の木製やぐらを組んで、その間にロープを渡して

(じゆうにゆききできるようになったものだ。これはじゅじょうでせいかつする)

自由に行き来できるようになったものだ。これは樹上で生活する

(かれらのせいかつかんきょうにちかく、すとれすのけいげんにつながるとかんがえられている。)

彼らの生活環境に近く、ストレスの軽減につながると考えられている。

(じゆうじざいにのぼりおりするすがたは、みていてあきない。)

自由自在に上り下りする姿は、見ていて飽きない。

(しゅによっては、かくれがをつくったりしょくじかいすうをふやしたりなど、)

種によっては、隠れ家を作ったり食事回数を増やしたりなど、

(やせいにちかいかんきょうをととのえるくふうをしているという。)

野生に近い環境を整える工夫をしているという。

(いっぽうで、きになるはなしをきいた。どうぶつえんからぞうがすがたをけし、)

一方で、気になる話を聞いた。動物園から象が姿を消し、

(しょうらい、にほんではみられなくなるかもしれないというのだ。)

将来、日本では見られなくなるかもしれないというのだ。

(じっさい、この10ねんかんでこくないのあふりかぞうはやく4わりげんしょうしているという。)

実際、この10年間で国内のアフリカゾウは約4割減少しているという。

(げんざい、やせいどうぶつのおおくはわしんとんじょうやくによってこくさいとりひきがきせいされている。)

現在、野生動物の多くはワシントン条約によって国際取引が規制されている。

(そのためぜつめつきぐしゅにしていされたどうぶつは、いなくなっても)

そのため絶滅危惧種に指定された動物は、いなくなっても

(がいこくからゆにゅうしてあたらしいこたいをにゅうしゅすることがこんなんになった。)

外国から輸入して新しい個体を入手することが困難になった。

(かんきょうはかいなどによるせいそくいきのげんしょう、しょくにくやぞうげ、けがわをえるためのみつりょうなど、)

環境破壊などによる生息域の減少、食肉や象牙、毛皮を得るための密猟など、

(そのげんいんにはほとんどにんげんがかかわっている。ごりらなどもどうようのうんめいにある。)

その原因にはほとんど人間が関わっている。ゴリラなども同様の運命にある。

(ぜんこくてきにおおがたどうぶつのこうれいかがすすむなか、えんどうしでこたいをかしかりして)

全国的に大型動物の高齢化が進む中、園同士で個体を貸し借りして

(はんしょくをこころみるけいかくもあるが、まだきどうにはのっていないのがげんじょうのようだ。)

繁殖を試みる計画もあるが、まだ軌道には乗っていないのが現状のようだ。

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