やさしい月のおとぎばなし
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歌詞(問題文)
(なつかしいゆめをみていたようなきがした)
懐かしい夢を見ていたような気がした
(つまさきもみえぬほしのないしずかなよる)
つまさきも視えぬ星のないしずかな夜
(なみだをすうくもがまるでわたがしのように)
涙を吸う雲がまるで綿菓子のように
(うずをまいてわたしのてんじょうにすをつくる)
渦をまいてわたしの天井に巣を作る
(とおくではじまるよふえのねがひびいてくる)
遠くで始まるよ 笛の音がひびいてくる
(こどもらのあしおとゆかいにおどるかのように)
こどもらの足音 愉快に踊るかのように
(あなたのうたがきこえる)
あなたの歌が聴こえる
(なもないたにのおくそこで)
名もない谷の奥底で
(めるひぇんのなげきをはらんだ)
メルヒェンの嘆きを孕んだ
(ぺーじをめくりよあけをうつす)
頁を捲り夜明けを映す
(ぎょうれつがとおるよ)
行列が通るよ
(たにぞこがきんにきらめく)
谷底が黄金にきらめく
(ほこらしいばらいろのほほは)
誇らしいばら色の頬は
(あなたをみつけられたから)
あなたを見つけられたから
(ほらみてせかいはこんなにもうつくしい)
ほら見て 世界はこんなにも美しい
(まわたのようなうそでくるまれたわたしのにわ)
真綿のような嘘で包れたわたしの庭
(あなたがやさしくみずをまいてくれていた)
あなたが優しく水をまいて呉れていた
(かれることのないあなたのじまんのはなは)
枯れることのないあなたの自慢の花は
(いとしさだけしりいつでもしあわせでした)
いとしさだけ知りいつでも幸福でした
(かぜにまじってふえのねがはこばれてくるよ)
風に混じって 笛の音が運ばれてくるよ
(なきごえのようにたかくどこまでもすんで)
鳴き声のように高くどこまでも澄んで
(あなたのいたいところを)
あなたの痛いところを
(どうかどうかなでさせて)
どうかどうか撫でさせて
(いっしょにねむりましょう)
いっしょに眠りましょう
(そしてあたたかいよあけにあいましょう)
そして暖かい夜明けに会いましょう
(ひかりがはねまわる)
ひかりが跳ね回る
(けしきをあなたがしれば)
景色をあなたが知れば
(あのくらいおそらのむこうがわまで)
あのくらいお空の向こう側まで
(ずっとすきになれるわ)
ずっと好きになれるわ
(とおくではじまるよもうだれもがきづいてる)
遠くで始まるよ もう誰もが気づいてる
(しろいてんじょうでわたがしがうずまいている)
白い天井で綿菓子が渦まいている
(あなたのいたむきずまで)
あなたの痛む疵まで
(どうかどうかあいさせて)
どうかどうかあいさせて
(あなたのなげきはうつくしい)
あなたの嘆きは美しい
(はじることはなんにもないの)
恥じることは何にもないの
(ぎょうれつがとおるよ)
行列が通るよ
(たにぞこにはなをさかせて)
谷底に花を咲かせて
(くらやみにかくれたぬくもりをしり)
暗闇にかくれた温もりを知り
(ひとはやさしくなれる)
ひとは優しくなれる
(ほらみてせかいのよるがいまあけていく)
ほら見て 世界の夜が今あけていく