〜感動系物語〜 お前が居るから、俺は... 拾肆
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問題文
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(ぼくはかれのかおをまじまじとみた。)
僕は彼の顔をまじまじと見た。
(かれはめせんをぼくにあわせないようにしている。)
彼は目線を僕にあわせないようにしている。
(そういうところが、かれのくせ。)
そういうところが、彼の癖。
(であってすうじかんもたっていないのにくせがわかるなんて、ほんと、かれはおもしろい。)
出会って数時間も経っていないのに癖がわかるなんて、ホント、彼は面白い。
(「うーん。やさしくて、つよくて、たよりになるから...」)
「うーん。優しくて、強くて、頼りになるから...」
(「ふんいき」)
「雰囲気」
(ただそれだけだった。)
ただそれだけだった。
(みためなんてかんけいない。かれとくゆうのふんいき。)
見た目なんて関係ない。彼特有の雰囲気。
(「きまった!きょうからきみは「かぐら あきと」だ!)
「決まった!今日から君は『神楽 暁人』だ!
(よろしく、あきと!」)
よろしく、暁人!」
(ぼくはじしんまんまんにいったのがはずかしくなり、)
僕は自信満々に言ったのが恥ずかしくなり、
(あたまのうしろをぼりぼりとてれかくしにかいた。)
頭の後ろをボリボリと照れ隠しにかいた。
(すると、かれは「かぐら、あきと...」とくりかえしいってくれた。)
すると、彼は「神楽、暁人...」と繰り返し言ってくれた。
(よっぽどきにいったのだろう。)
よっぽど気に入ったのだろう。
(そうして、ぼくはりゆうをいった。)
そうして、僕は理由を言った。
(...)
...
(ぼくみたいなそんざいになってほしくないから。)
僕みたいな存在になってほしくないから。
(「りゆうせつめいするね!まず、みょうじ!)
「理由説明するね!まず、苗字!
(「かぐら」は、かつてやみをはらい、ひとびとをえがおにするためにかみへささげたおどりがゆらい。)
「神楽」は、かつて闇を祓い、人々を笑顔にするために神へ捧げた踊りが由来。
(「そして、なまえは やみをあかすたいようをいみする「あかつき」。)
「そして、名前は 闇を明かす太陽を意味する「暁」。
など
(「どれほどふかいぜつぼうのなかにいても、かならずまえをむき、)
「どれほど深い絶望の中にいても、必ず前を向き、
(せかいによあけというなのきぼうをもたらす」といういみ!)
世界に夜明けという名の希望をもたらす」という意味!
(どう!?いいでしょ?」)
どう!?いいでしょ?」
(かれは、ずっと「よる」というぜつぼうにいた。)
彼は、ずっと「夜」という絶望にいた。
(ぼくいじょうに、くるしかっただろう。)
僕以上に、苦しかっただろう。
(でも、そこに「よあけ」がくる。)
でも、そこに「夜明け」が来る。
(どれだけくるしくても、どれだけぜつぼうしても。「よあけ」をもたらす。)
どれだけ苦しくても、どれだけ絶望しても。「夜明け」をもたらす。
(かれにはぷれっしゃーがあるかもしれないが、)
彼にはプレッシャーがあるかもしれないが、
(このなまえとおなじく、つよくいきてほしい。)
この名前と同じく、強く生きてほしい。
(それから、あきととのきょうどうせいかつがはじまった。)
それから、暁人との共同生活が始まった。