ひとひらの花

(はらはらさくらばなながれるかわも)

はらはら桜花　流れる川面

(たたかいのはてまいおちてゆく)

闘いの果て　舞い落ちてゆく

(もののふのごとく)

もののふの如く

(このてをさしのべてはなびらすくい)

この手を差し伸べて　花びら掬い

(そらをあおいでりょうてあわせた)

天を仰いで　両手合わせた

(あなたまもるように)

あなた守るように

(やくそくをかわしたひはまぶたきつくとじても)

約束を交わした日は　瞼きつく閉じても

(いとおしくよみがえるなみだがひとひら)

いとおしく蘇る　涙がひとひら

(はなはさくらよおとこのうたよ)

花は桜よ　漢の詩よ

(おもいよはてしなく)

想いよ果てしなく

(はなはさくらよおんなのなみだ)

花は桜よ　女の涙

(せんりをこえてゆけ)

千里を越えてゆけ

(もうあでやかにはかなくちるゆめよ)

もう　あでやかに儚く散る夢よ

(かえりをまちわびいのっています)

帰りを待ちわび祈っています

(ひらひらなみだばなみずにたゆたう)

ひらひら泪花　水にたゆたう

(さだめのかわにながされてゆく)

運命の川に　流されてゆく

(かなしみのしずく)

哀しみの雫

(さいごにかわしたあのひのさかずき)

最後に交わした　あの日の盃

(みずかがみゆれているみまもるこのあい)

水鏡揺れている　見守るこの愛

(はなはさくらよおとこのこころ)

花は桜よ　漢の心

(このよをかけぬけて)

この世を駆け抜けて

(はなはさくらよおんなのこいよ)

花は桜よ　女の恋よ

(せつなにもえてゆけ)

刹那に燃えてゆけ

(そうのちのよにふたたびうまれたら)

そう　のちの世に再び生まれたら

(もういちどあいたいさくらのしたで)

もう一度逢いたい　桜の下で

(はなはさくらよおとこのうたよ)

花は桜よ　漢の詩よ

(おもいよはてしなく)

想いよ果てしなく

(はなはさくらよおんなのなみだ)

花は桜よ　女の涙

(せんりをこえてゆけ)

千里を越えてゆけ

(もうあでやかにはかなくちるゆめよ)

もう　あでやかに儚く散る夢よ

(かえりをまちわびいのっています)

帰りを待ちわび祈っています