Fate ギルガメッシュvs衛宮士郎
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問題文
(がんさくぎぜんしゃかたしかにおれはにせものだからなかんちがいしていた)
『贋作...偽善者か...たしかに俺は偽物だからな。勘違いしていた』
(おれのけんせいっていうのはけんをつくることじゃないんだ)
『俺の剣製っていうのは剣を作ることじゃないんだ。』
(おれにできることはただひとつじぶんのこころをかたちにすることだけだった)
『...俺に出来ることは唯一つ。自分の心を形にすることだけだった』
(からだはつるぎでできている)
『体は剣で出来ている』
(ちしおはてつでこころはがらす)
『血潮は鉄で心は硝子』
(いくたびのせんじょうをこえてふはい)
『幾たびの戦場を越えて不敗』
(ただいちどのはいそうもなくただいちどのしょうりもなし)
『ただ一度の敗走もなく、ただ一度の勝利もなし』
(にないてはここにひとりつるぎのおかでてつをうつ)
『担い手はここに独り。剣の丘で鉄を鍛つ』
(ならばわがしょうがいにいみはいらず)
『ならば、我が生涯に意味は不要ず』
(このからだはむげんのつるぎでできていた)
『この体は、無限の剣で出来ていた』
(けんをつくるんじゃないおれはむげんにけんをないほうしたせかいをつくる)
『剣を作るんじゃない。俺は無限に剣を内包した世界を作る』
(それだけがえみやしろうにゆるされたまじゅつだった)
『それだけが、衛宮士郎に許された魔術だった』
(こゆうけっかいかそれでこのみすぼらしいしんしょうでなにができる)
『固有結界か。それでこのみすぼらしい心象で何ができる?』
(おどろくことじゃないこれらはすべてにせものだ)
『驚くことじゃない。これらは全て偽物だ。
(だがなにせものがほんものにかなわないどうりなんてない)
『だがな、偽物が本物に敵わない道理なんてない』
(おまえがほんものだというのならことごとくをりょうがしてそのそんざいをたたきおとそう)
『お前が本物だというのなら、悉くを凌駕して、その存在を叩き堕とそう』
(いくぞえいゆうおう)
『いくぞ英雄王——』
(ぶきのちょぞうはじゅうぶんか)
『武器の貯蔵は十分か』
(おもいあがったなざっしゅ)
『思い上がったな、雑種』
(なぜざっしゅごときのけんが)
『なぜ雑種如きの剣が...』
(わからないか)
『わからないか?』
(せんをこえるほうぐをもつおまえはえいれいのなかでもちょうてんにいちするものだろうよ)
『千を超える宝具を持つお前は英霊の中でも頂点に位置するものだろうよ』
(だがなおまえはおうであってせんしじゃない)
『だがな、お前は王であって戦士じゃない』
(ひとつのほうぐをきょくげんまでつかいこなすみちをえらばなかった)
『一つの宝具を極限まで使いこなす道を選ばなかった』
(おれとおなじはんぱものだ)
『俺と同じ半端者だ』
(がんさくをつくるそのずがいいっぺんたりとものこしはせん)
「贋作を作るその頭蓋、一片たりとも残しはせん!』
(ばかなこのおれがこのようながんさくに)
『バカな!この俺がこのような贋作に』
(ほかのさーヴぁんとがあいてならこんなせかいをつくったところでたちうちできないさ)
『他のサーヴァントが相手ならこんな世界を作ったところで太刀打ち出来ないさ
(むげんのけんをもったところできゅうきょくのいちをもったあいてにはたいこうできない)
『無限の剣を持ったところで究極の一を持った相手には対抗できない』
(だがおまえがあいてならさきにけんをよういしているおれがいっぽさきをいく)
『だがお前が相手なら、先に剣を用意している俺が一歩先を行く!』
(おのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれおのれ)
『おのれ——おのれ、おのれおのれおのれおのれおのれおのれ...!』
(おのれきさまごときにほんきをださねばならんとはな)
『おのれ!貴様如きに、本気を出さねばならんとはな!!』
(ろーあいあす)
『ロー・アイアス』
(みとめよう)
『認めよう...』
(いまはおまえがつよい)
『今はお前が強い!』