トリカゴ

(きょうしつのまどごしにぼんやりとそらにとう)

教室の窓越しに　ぼんやりと空に問う

(なんのためぼくはいきているの？わかんないよ)

何のため ボクは生きているの? 分かんないよ

(きょうかしょのよはくにかいたりそうのぼくは)

教科書の余白に描いた理想のボクは

(おとなたちのいいなりじゃない)

オトナ達のいいなりじゃない

(とぶとりのようなじゆうがあって)

飛ぶ鳥のような　自由があって

(ゆめをみせたくせにかなえれるちからを)

夢を魅せたくせに　叶えれる才能(チカラ)を

(あたえてくれないなんてつらくなるだけだよ)

与えてくれないなんて　辛くなるだけだよ

(すかーとのたけさえきめられたながさで)

スカートの丈さえ　決められた長さで

(やりたいこともできずにぼくはどこにいるの？)

やりたいこともできずに　ボクはどこにいるの？

(しりたいとおもわないことばかりまなばされ)

知りたいと思わないことばかり学ばされ

(きづいたらじぶんのことばさえなくしていた)

気づいたら自分の言葉さえ　失くしていた

(はじまりのちゃいむにせすじのばすけれど)

はじまりのチャイムに　背筋伸ばすけれど

(きもちはもうおれかけている)

気持ちはもう　折れかけている

(ふつうというとりかごからにげたい)

"ふつう"と云う　トリカゴから逃げたい

(しんだようなめをしていきてゆくのはやだ)

死んだような目をして　生きて行くのは嫌だ

(だけどひとりとびたてるゆうきなんてなくて)

だけどひとり飛び立てる　勇気なんてなくて

(かみのけのいろさえじぶんでえらべないで)

髪の毛の色さえ　自分で選べないで

(やりたいこともできずにぼくはどこにいるの？)

やりたいこともできずに　ボクはどこにいるの？

(こころのなかこえがするここにいると)

心の中　声がする"ここにいる"と

(ぶらうすのいちばんうえまでとめたぼたん)

ブラウスの一番上まで留めたボタン

(いきぐるしくなってためいきがでてしまう)

息苦しくなって　ため息が出てしまう

(そらはきれいなのにぼくにはとどかない)

空は奇麗なのに　僕には届かない

(ぬぎすててはばたきたいだれかきいて)

脱ぎ捨てて　羽ばたきたい　誰か聴いて

(ゆめをみせたくせにかなえれるちからを)

夢を魅せたくせに　叶えれる才能(チカラ)を

(あたえてくれないなんてつらくなるだけだよ)

与えてくれないなんて　辛くなるだけだよ

(すかーとのたけさえきめられたながさで)

スカートの丈さえ　決められた長さで

(やりたいこともできずにぼくはどこにいるの？)

やりたいこともできずに　ボクはどこにいるの？

(こころのなかこえがするここにいると)

心の中　声がする"ここにいる"と

(そらはきれいなのに)

空は奇麗なのに...