フユコイ

(なんてせつないんだろう)

なんて切ないんだろう

(じかんがだしたこたえが)

時間が出した答えが

(むねをしめつける)

胸を締め付ける

(「おはよう」のこえと)

「おはよう」の声と

(あたまにぽんとおかれたては)

頭にポンと置かれた手は

(おとなのかおりがしてるきがした)

大人の香りがしてる気がした

(きょうしつのまど　いつもみてたあなたは)

教室の窓　いつも見てたあなたは

(きっといまもきづいてないよ)

きっと今も気づいてないよ

(さよなら　はるがちかづいて)

さよなら　春が近づいて

(あなたにあえなくなるんだね)

あなたに会えなくなるんだね

(つたえたい　このきもちだけが)

伝えたい　この気持ちだけが

(ずっといえないままでした)

ずっと言えないままでした

(ほんとうはすごくさびしいんだよ)

本当はすごく寂しいんだよ

(ほらねすぐに　なみだがあふれた)

ほらねすぐに　涙が溢れた

(なんてせつないんだろう　あたりまえのまいにちが)

なんて切ないんだろう　当たり前の毎日が

(かわっちゃうみたいだ)

変わっちゃうみたいだ

(ほうかごのたびにさがしまわったろうかは)

放課後のたびに探しまわった廊下は

(もうおもいでのいろにふかくそまった)

もう思い出の色に深く染まった

(ふたりであるくじかんもなくなること)

二人で歩く時間も無くなる事

(そうぞうすらもしていなかった)

想像すらもしていなかった

(さよなら　かなわないこいとしっても)

さよなら　叶わない恋と知っても

(おもいつづけてる)

想い続けてる

(つたえたい　このきもちだけは)

伝えたい　この気持ちだけは

(さいごまでいえないままでいい)

最後まで言えないままでいい

(あのえがおおもいだすたびに)

あの笑顔思い出す度に

(むねのおくがちくりとうずいた)

胸の奥がチクリと疼いた

(やさしいきおくきえないように)

優しい記憶消えないように

(かなしみだけをぎゅっとむねにとじこめたなら)

哀しみだけをぎゅっと胸に閉じ込めたなら

(まえだけをむいていける？)

前だけを向いていける？

(さよなら　いつかはなすよそのときまで)

さよなら　いつか話すよその時まで

(かえりみち　ひとりでそっとつぶやく)

帰り道　一人でそっとつぶやく

(「すきだよきっとそれでも」)

「好きだよ。きっとそれでも」

(さよなら　はるがちかづいてあなたにあえなくなるんだね)

さよなら　春が近づいてあなたに会えなくなるんだね

(つたえたい　このきもちだけが)

伝えたい　この気持ちだけが

(ずっといえないままでした)

ずっと言えないままでした

(ほんとうはすごくさびしいんだよ)

本当はすごく寂しいんだよ

(ほらねすぐになみだがあふれた)

ほらねすぐに涙が溢れた