ゴッホ(ドレスコーズ)

(あなーきー・いん・ざ・１ｋ)

アナーキー・イン・ザ・1K

(ぼくのぼくによるぼくのこっかは)

ぼくのぼくによるぼくの国家は

(ただ６じょうひとまのりょうどとやちんさしひいてのこしたこっかよさん)

ただ6畳一間の領土と家賃差し引いて残した国家予算

(ちきゅうのみらいもきにせずぼくはここでひたすらかんがえる)

地球の未来も気にせず　ぼくはここでひたすら考える

(いわく、こうきょうがくてきしゃかいけいじじょうがくてきどうとくかん)

曰く、交響楽的社会　形而上学的道徳感

(しょうねんまんがげんりしゅぎにのっとっていざぼくらはすすめ)

少年マンガ原理主義に則って　いざぼくらは進め

(どせいぎだじゃまするやつらは)

ド正義だ　邪魔するやつらは

(いいひをえらんでめぇかんじまえ)

いい日を選んで目ェ噛んじまえ

(だけどぼくがいなくてこまるひとなんかいない、ともまいあさおもう)

だけど　ぼくがいなくて困る人なんかいない、とも毎朝思う

(ぼくはごっほじゃやなんだ)

ぼくは　ゴッホじゃやなんだ

(やっぱりごっほじゃやなんだ)

やっぱりゴッホじゃやなんだ

(だんだんだんだんふえず、へったせんたくし)

だんだんだんだん増えず、減った選択肢

(そのうちぼくらはひとつのみらいへすすむ)

そのうちぼくらはひとつの未来へ進む

(みぎかひだりかえらぶときがおとずれたら)

右か左か　選ぶ時がおとずれたら

(めんどうになりそうなほうにすすめべいびー)

めんどうになりそうな方に進め　ベイビー

(ああとけいはまわってごまかすんだよ)

ああ　時計はまわってごまかすんだよ

(おわりなんてないかおをして)

終わりなんてない顔をして

(ねえしぬとかいまはしんじられないけど)

ねえ　死ぬとか今は信じられないけど

(ずっとはなさないなにがおきても)

ずっと離さない　なにが起きても

(このみらいがいいたらればにてをふれ！)

この未来がいい　たらればに手を振れ!

(かなしいじだいでもぼくらはおどってすごしたよ)

悲しい時代でもぼくらは踊ってすごしたよ

(そんなぼくらのこうきょうがくてきしゃかい)

そんなぼくらの交響楽的社会

(けいじじょうがくてきどうとくかん)

形而上学的道徳感

(おかねじゃないとかいうな、)

お金じゃないとか言うな、

(おかねってあいのすうちかだ)

お金って愛の数値化だ

(ｃ２８のｍ７３ｙ１８でｋが１４！)

C28のM73　Y18でKが14!

(やっぱこどもとかつくんなきゃだし)

やっぱ子供とか作んなきゃだし

(それとこんびにでけーきもかおうよ)

それとコンビニでケーキも買おうよ

(くだんないかいわでわらおう)

くだんない会話で笑おう

(ちゃんとしぬときのはなしもしよう)

ちゃんと　死ぬときの話もしよう

(もうやることなすことしゃしんとって)

もうやることなすこと写真撮って

(ろうごにふたりでながめよう)

老後にふたりでながめよう

(しぬためにいきてるんだとか)

死ぬために生きてるんだとか

(かならずおわりがくるだとか)

必ず終わりがくるだとか

(なにがなんだってなんなのだ)

なにがなんだってなんなのだ

(ぜんぶてにいれるだけだ！)

ぜんぶ手に入れるだけだ!

(あさめがさめてここがたとえひのうみでも)

朝　目が覚めてここがたとえ火の海でも

(きづかないくらいしあわせなゆめをみるわ)

気付かないくらい　幸せな夢を見るわ

(ぼくらがなにかをかえるためうまれたなら)

ぼくらがなにかを変えるため生まれたなら

(こんなおんがくもほんとうはいらないだろう)

こんな音楽も本当はいらないだろう

(ああおとこのこちゃんときずつけいまは)

ああ　男の子　ちゃんと傷つけ　今は

(いだいなあやまちのまっさいちゅう)

偉大なあやまちの真っ最中

(ああおんなのこぼくらほんとにばかだけど)

ああ　女の子　ぼくらホントにばかだけど

(なんでもするよなかないで)

なんでもするよ　泣かないで

(ああとけいはまわってごまかすんだよ)

ああ　時計はまわってごまかすんだよ

(ねえしぬとかいまはしんじられないけど)

ねえ　死ぬとか今は信じられないけど

(ぼくがいなくてこまるひとなんかいない、ともまいあさおもう)

ぼくがいなくて困る人なんかいない、とも毎朝思う

(ぼくはごっほじゃやなんだ)

ぼくはゴッホじゃやなんだ

(やっぱりごっほじゃやなんだ)

やっぱりゴッホじゃやなんだ