Another　colony

(どうしてきぼうをもつひとだけ)

どうして　希望を持つひとだけ

(こころにぜつぼうをしるのだろう)

心に　絶望を知るのだろう

(どうしてゆうきをもつひとだけ)

どうして　勇気を持つひとだけ

(めいよのはてにきずをおうのだろう)

名誉の果てに　傷を負うのだろう

(かなしいできごとにめをふせたくなくて)

悲しい出来事に　目を伏せたくなくて

(あたらしいよあけをゆめとなづけてみせた)

新しい夜明けを　夢と名付けてみせた

(ねじれたよるのすきまにひかりがおちる)

ねじれた　夜の隙間に　光がおちる

(そらがないているよ)

空が泣いているよ

(せかいのはてなんてしらないけれど)

世界の果て　なんて　知らないけれど

(このてがとどくばしょはまもりたくて)

この手が届く場所は　守りたくて

(たたかうりゆうひとつにらみつけた)

戦う理由　ひとつ　睨みつけた

(ゆるしあうことのこたえになるぼくらは)

許しあうことの　答えになる　僕らは

(まけちゃいけない)

負けちゃいけない

(たとえばことばがちがくてもいい)

たとえば　言葉が違くてもいい

(うまれたところがちがくたっていい)

生まれたところが　違くたっていい

(しらないことをしろうとふれあうしゅんかん)

知らないことを知ろうと　触れあう瞬間

(あけはなつまどからみらいのにおいがした)

開け放つ窓から　未来の匂いがした

(ほどけたてのひらにかさなるひとのかげ)

ほどけた手のひらに　重なる人の影

(あいつのるやさしいせかい)

愛つのる　やさしい世界

(きれいなものなんていらないけれど)

綺麗なもの　なんて　要らないけれど

(よごれてしまうほどにむねがいたいよ)

汚れてしまう程に　胸が痛いよ

(いのちのていぎひとつきざみつけた)

命の定義　ひとつ　刻みつけた

(こどくなせいぎをふりかざすやつらなんかに)

孤独な正義を　振りかざす　奴らなんかに

(まけちゃいけない)

負けちゃいけない

(そんなふうにぼくはなんどもいいきかしていくんだ)

そんなふうに僕は　何度も言い聞かしていくんだ

(にどともどれないかこがとおくでさけぶよ)

二度と戻れない過去が　遠くで叫ぶよ

(ほらしぬよりこわいことがさ、あるだろう？)

「ほら　死ぬより怖いことがさ、あるだろう？」

(はいぼくもしょうりもだいきらいなんだ)

敗北も勝利も　大嫌いなんだ

(せかいのはてなんてしらないけれど)

世界の果て　なんて　知らないけれど

(このてがとどくばしょはまもりたくて)

この手が届く場所は　守りたくて

(たたかうりゆうひとつにらみつけた)

戦う理由　ひとつ　睨みつけた

(ゆるしあうことのこたえになるぼくらは)

許しあうことの　答えになる　僕らは

(まけちゃいけない)

負けちゃいけない