初恋

(よあけまえのそらだれもいないみち)

夜明け前の空誰もいない道

(まちはまだゆめをみてる)

街はまだ夢を見てる

(みかづきのふねがいかりをつみあげ)

三日月の船が錨を積み上げ

(ほしたちはかえりじたくをはじめた)

星たちは帰り支度を始めた

(あきるほどあるいたおなじみのみちが)

飽きるほど歩いたおなじみの道が

(こんやはちょっとひろくみえる)

今夜はちょっと広く見える

(いままでみてたよりいままでかんじてたより)

今まで見てたより今まで感じてたより

(せかいがずっとちかくなった)

世界がずっと近くなった

(こいをしてあさがきた)

恋をして朝がきた

(むねがいっぱいでねむれないのは)

胸がいっぱいで眠れないのは

(はつこいのときとおなじなんだな)

初恋の時と同じなんだな

(おもいだしているとおくをみている)

思い出している遠くを見ている

(とてもむじゃきなじだいのこと)

とても無邪気な時代のこと

(なにもしらなくてなにもわからなくて)

何も知らなくて何も分からなくて

(せかいはいまよりもひかってた)

世界は今よりも光ってた

(じかんだけがたってぼくはとしをとる)

時間だけが経って僕は年をとる

(いったいなにがわかったんだろう？)

一体何が分かったんだろう？

(いくつになってもひとをすきになると)

幾つになっても人を好きになると

(あのころのじぶんにもどってしまう)

あの頃の自分に戻ってしまう

(こいをしてあさがきた)

恋をして朝がきた

(うれしくてくるしくてねむれないのは)

うれしくて苦しくて眠れないのは

(いくつになってもおなじなんだな)

幾つになっても同じなんだな

(じかんだけがたってひとはとしをとる)

時間だけが経って人は年をとる

(そのときなにをかんじるんだろう？)

そのとき何を感じるんだろう？

(そんなのしらないさきっとぼくはまた)

そんなの知らないさきっと僕はまた

(なんどでもきみをすきになるだろう)

何度でも君を好きになるだろう

(こいをしてあさがきた)

恋をして朝がきた

(むねがいっぱいでねむれないのは)

胸がいっぱいで眠れないのは

(はつこいのときとおなじさ)

初恋の時と同じさ

(うれしくてくるしくてねむれないのは)

うれしくて苦しくて眠れないのは

(いくつになってもおなじさ)

幾つになっても同じさ