元気ですか

(おげんきですか)

お元気ですか

(みらいのおれ)

未来の俺

(みらいのきみは)

未来の君は

(なまぬるいそらがｔしゃつをしめらせる)

生ぬるい空がTシャツを湿らせる

(ゆっくりとあるくことしかできないひるさがり)

ゆっくりと歩くことしかできない昼下がり

(みちゆくひとたちをよこめでちらりとのぞく)

道行く人たちを横目でちらりと覗く

(やすっぽいあるきかたぞらみあげておおあくび)

安っぽい歩きかた空見上げて大あくび

(さあなにをしよう)

さあ何をしよう

(いしだたみのうえひんやりとかげがさす)

石畳の上ひんやりと影が差す

(とんぼがむれながらゆめのおわりへいそぐ)

トンボが群れながら夢の終わりへ急ぐ

(だれかにあおうきもちはじゅうぶんあるのに)

誰かに会おう気持ちは十分あるのに

(どうしたもんだあいさつのしかたもわすれた)

どうしたもんだ挨拶の仕方も忘れた

(さあなにをしよう)

さあ何をしよう

(よくはれわたったまなつのごごのかぜは)

よく晴れ渡った真夏の午後の風は

(ぼくたちふたりをとおくへひきはなしてしまったよ)

僕たち二人を遠くへ引き離してしまったよ

(これからいったいぼくはどこへいけばいいんだ)

これから一体僕はどこへ行けばいいんだ

(かのじょはこのさきどこへいっちゃうんだろう)

彼女はこの先どこへ行っちゃうんだろう

(おげんきですか)

お元気ですか

(みらいのおれ)

未来の俺

(みらいのきみは)

未来の君は

(すこやかですか)

健やかですか

(みらいのかぜ)

未来の風

(みらいのひびは)

未来の日々は

(まっしろなくもがゆっくりとおされてく)

真っ白な雲がゆっくりと押されてく

(あかねいろのきせつがすぐそこまできてるよ)

茜色の季節がすぐそこまで来てるよ

(どうやらすこしうとうとしていたらしい)

どうやら少しうとうとしていたらしい

(よだれをぬぐっておしりをはたいたらいこうか)

よだれをぬぐっておしりをはたいたら行こうか

(さあなにをしよう)

さあ何をしよう

(よくはれわたったまなつのごごのつきは)

よく晴れ渡った真夏の午後の月は

(まるできみのよこがおみたいにとてもやさしいので)

まるで君の横顔みたいにとても優しいので

(ぼくはたぶんきみよりもじかんがかかりそうさ)

僕はたぶん君よりも時間がかかりそうさ

(このさびしさがおもいでになったら)

この寂しさが思い出になったら

(きっときみにてがみをかくよ)

きっと君に手紙を書くよ

(おげんきですか)

お元気ですか

(みらいのおれ)

未来の俺

(みらいのきみは)

未来の君は

(ほがらかですか)

朗らかですか

(すこやかですか)

健やかですか

(わらってますか)

笑ってますか

(ゆめみてますか)

夢見てますか

(のびのびですか)

のびのびですか

(のりのりですか)

のりのりですか

(みらいのかぜ)

未来の風

(みらいのひびは)

未来の日々は

(おげんきですか)

お元気ですか

(げんきでいてくれますように)

元気でいてくれますように