スヂ

(こうどうふのう たぎるしょうそう)

行動不能 滾る焦燥

(ばらまいていこうぜどうせ、)

ばら撒いていこうぜ　どうせ、

(けんぜんでしっくなしたい こわれるまえのまいご)

健全でシックな肢体 壊れる前の迷子

(りょうさいどむじゃきさぬいで おとなになるんだろ)

両サイド無邪気さ脱いで 大人になるんだろ

(みなれてんだ、)

見慣れてんだ、

(それはたいくつしのぎの せいとうづけただけだって)

それは退屈しのぎの 正当付けただけだって

(いわばじぶんつごう、 みせびらかしたいだけだって)

いわば自分都合、 見せびらかしたいだけだって

(わかっちゃいるが、)

わかっちゃいるが、

(ちゃいるどなきみをみて （いたい！）)

チャイルドな君を観て （いたい！）

(つけなけりゃきえないはずのひが いくつものただしいまちがいが)

点けなけりゃ消えないはずの火が いくつもの正しい間違いが

(きばをむいてきたぞ)

牙をむいてきたぞ

(あいたいめにあった それでどうなったんだ、)

逢いたい目にあった それでどうなったんだ、

(ぶったぎれたくびをぼんどでくっつけて！)

ぶった切れた首をボンドでくっつけて！

(けがれたてのしたいいじくるもうそう)

汚れたての肢体いじくる妄想

(ほんとうのことになったらいいんだけどなー。)

本当のことになったらいいんだけどなー。

(どうじょうむようすえたしょうどう けとばしていこうぜどうせ、)

同情無用　饐えた衝動 蹴飛ばしていこうぜ　どうせ、

(はじまりのしゅんかんすでにたたれてるんだ、たいろ)

始まりの瞬間　既に絶たれてるんだ、退路

(だれだってへどろくらっておとなになるんだろ わかってんだ、)

だれだってヘドロ喰らって大人になるんだろ わかってんだ、

(それはかんどうてきなしゅうてん、たどってるきがして)

それは感動的な終点、辿ってる気がして

(じつはれっとうかんにおいこまれてるだけだって)

実は劣等感に追い込まれてるだけだって

(そういうのいらない！)

そういうのいらない！

(なちゅらるなきみをみて （みたい！）)

ナチュラルな君を観て （みたい！）

(「がんばらなきゃ」もいつのまにか)

「頑張らなきゃ」もいつの間にか

(くたびれはててしまってるんだいま （かわいそうなひとだ）)

くたびれ果ててしまってるんだ今 （かわいそうなひとだ）

(そうやってさいていなきぶん、からだそめる 「せつないしにかた、やむをえず」)

そうやって　最低な気分、体染める 「切ないシニカタ、やむを得ず」

(あぶないいきづかいがたちこめる いりくんだきかいなあーせなる)

あぶない息遣いが立ち篭める 入り組んだ奇怪なアーセナル

(ぶっきらぼうにかじっといたきみのゆめ、 さびしくうるおったこいのあじ)

ぶっきらぼうに齧っといた君の夢、 寂しく潤った恋の味

(かわらないでください、”わたし”のため！ さめきったかみごたえ)

変わらないでください、"私"のため！ 冷めきった噛みごたえ

(かけがえのないありがたみが)

かけがえのないありがたみが

(かすれはててしまってるんだいま （さんざんなおわりかた・・・）)

掠れ果ててしまってるんだ今 （散々な終わり方・・・）

(あいたいめにあった それでどうなったんだ、)

逢いたい目にあった それでどうなったんだ、

(ひんむかれたつめをぼんどではっつけて くずれたてのしたい、かみつくもうそう)

ひん剥かれた爪をボンドで貼っつけて 崩れたての肢体、噛みつく妄想

(ほんとうのほんとうにとってもさいてーだよ・・・！)

本当の本当にとってもサイテーだよ・・・！

(えきさいと！ かんじていたいと、)

えきさいと！ 感じていたいと、

(うきあがったすじのうりにやきっつけて)

浮き上がった筋　脳裏に焼っ付けて

(あれも、これも、ふさがれたきみの、 あどけないぎしんあんきにむねをこがしたい。)

あれも、これも、ふさがれた君の、 あどけない疑心暗鬼に胸を焦がしたい。

(（やわくとかしたい） （はやくこわしたい）)

（柔く溶かしたい） （はやく壊したい）

(（さわりたおしたい） （わらいとばしたい）)

（さわり倒したい） （笑い飛ばしたい）