やけるさかな

(よけいなことばかりてしんでった)

余計な言葉借りて死んでった

(うるさいやつらはどうしてねむらない)

うるさい奴らはどうして眠らない

(まぶしいきがしたこえもかいさずに)

眩しい気がした声も介さずに

(いきのないこえはすぐにもえきった)

息の無い声は直ぐに燃えきった

(ぼくもきっとそうだとおもえたのにどんかんなぱろでぃーがじゃまで)

「僕もきっとそうだ」と思えたのに　鈍感なパロディーが邪魔で

(ことばなくともつうじてたものがいつのまにやらなくなってた)

言葉無くとも通じてたものが　何時の間にやら無くなってた

(はらいせにほうかまになるようなわかわかしいじしんもなくて)

腹いせに放火魔になるような　若々しい自信も無くて

(ふしょうぶしょうぜんにんのふりしてばかになりたいとおもった)

不承不承善人の振りして　馬鹿になりたいと思った

(はいになればかいになればじゆうになれるとおもった)

灰になれば　貝になれば　自由になれると思った

(うごけないようなぼくにはしんでるのとおなじにみえてしまう)

動けないような僕には死んでるのと同じに見えてしまう

(いきていたらいきていたらしにたくなってしまうでしょう)

生きていたら　生きていたら　死にたくなってしまうでしょう

(あいもかわらずにくりかえすだけ)

相も変わらずに繰り返すだけ

(よわいというなのたてでふさぎこんで)

弱いという名の盾で塞ぎこんで

(みえないしせんでみはるへいそくかん)

見えない視線で見張る閉塞感

(しにたくなるほどのゆうきももちあわせず)

死にたくなるほどの勇気も持ち合わせず

(ひとりでかってになにかとたたかってる)

一人で勝手に何かと戦ってる

(きみがわるいほどきちょうめんなびんかんなこころやぶりすて)

気味が悪いほど几帳面な　敏感な心破り捨て

(いつものようなだらくのようなむさべつのあいさえほしがり)

いつものような堕落のような　無差別の愛さえ欲しがり

(ひとりでいるのがこわいなとこどくなふりしたひとたちを)

「一人でいるのが怖いな」と　孤独な振りした人たちを

(ころしてやりたいとおもうだけでころしてやろうとおもうだけ)

殺してやりたいと思うだけで　殺してやろうと思うだけ

(それだけなのにそれだけなのにだれかがかんちがいしてる)

それだけなのに　それだけなのに　誰かが勘違いしてる

(いきができないようなすいそうでだれかのなかみをからっぽにして)

息が出来ないような水槽で誰かの中身を空っぽにして

(それだけなのにそれだけなのにそれさえもできていなくて)

それだけなのに　それだけなのに　それさえも出来ていなくて

(むかしにもきのうにもあしたにもない)

昔にも昨日にも明日にもない

(ぼくもきっとそうだとおもえたのにどんかんなぱろでぃーがじゃまで)

「僕もきっとそうだ」と思えたのに　鈍感なパロディーが邪魔で

(ことばなくともつうじてたものがいつのまにやらなくなってた)

言葉無くとも通じてたものが　何時の間にやら無くなってた

(はらいせにほうかまになるようなわかわかしいじしんもなくて)

腹いせに放火魔になるような　若々しい自信も無くて

(ふしょうぶしょうぜんにんのふりしてばかになりたいとおもった)

不承不承善人の振りして　馬鹿になりたいと思った

(ひとのなかでひとのなかでくるしむことをやめないで)

人の中で　人の中で　苦しむことをやめないで

(まっくろになってたことばのかるさがだれかをころしていく)

真っ黒になってた言葉の軽さが誰かを殺していく

(それだけなのにそれだけなのにだれかがかんちがいしてる)

それだけなのに　それだけなのに　誰かが勘違いしてる

(もういちどだけぼくをみないで)

もう一度だけ僕を見ないで

(はいになればかいになればゆっくりしねるからさ)

灰になれば　貝になれば　ゆっくり　死ねるからさ

(もういちどだけひをつけられないのかな)

もう一度だけ火をつけられないのかな