証人の三重唱

(しょうにんをよびなさい)

証人を呼びなさい

(あいこくとうのだいひょうはかれのためにしょうげんする そこくふらんすをすくうかれこそあいこくしゃ)

愛国党の代表は彼のために証言する 祖国フランスを救う　彼こそ愛国者

(かべぬけおとこえいゆうだふらんすいちすてきなやつ ものどもかれにつづけかみのえいこうたかくかかげ)

壁抜け男英雄だ　フランス一素敵な奴 ものども彼に続け　神の栄光高く掲げ

(つきぬけようあついかべを そこくにかがやきもたらす)

突き抜けよう厚い壁を 祖国に輝きもたらす

(かれこそがふらんすのえいゆう)

彼こそがフランスの英雄

(あのかたはいいひとよ したまちいちのやさしいひとです)

あの方はいい人よ 下町一の優しい人です

(おだやかでりっぱなかた まちかどのぎんゆうしじんなのよ)

穏やかで　立派な方 街角の吟遊詩人なのよ

(きょうさんとうもいいたいわ わたしたちはかれのみかた)

共産党も言いたいわ 私達は彼の見方

(かねもちどもたたきのめす かれこそえいゆうなの)

金持ちども叩きのめす 彼こそ英雄なの

(かべをぬけてたみをすくう ぶるじょわどもふるえあがる)

壁を抜けて民を救う ブルジョワども震え上がる

(おねがいしゃくほうを かなえたいのわれらのゆめ)

お願い釈放を 叶えたいの我らの夢

(まずしいひとしあわせにする りそうのくにきずきましょう)

貧しい人　幸せにする 理想の国　築きましょう

(かれこそはふらんすのきぼう)

彼こそはフランスの希望

(あきれたこれは しょうふのぶんざいでだまれ)

呆れたこれは 娼婦の分際で　黙れ

(ばかにしないで)

馬鹿にしないで

(ひどいわさべつね)

ひどいわ差別ね

(ばしょわきまえろ)

場所わきまえろ

(けつまくるわよ)

ケツまくるわよ

(だまれさわぎすぎだぞ)

黙れ　騒ぎすぎだぞ

(しずかにしないとおいだすぞ)

静かにしないと追い出すぞ

(きたないよあんたおみとおしよすべて)

汚いよアンタ　お見通しよ全て

(けんりょくのてさき)

権力の手先

(えらそうにしないでよ)

偉そうにしないでよ

(こんなちゃばんやめろ)

こんな茶番やめろ

(みんなおいだすぞ)

みんな追い出すぞ

(ああなんにもわからん)

ああ　何にもわからん

(じじいはひっこんで)

ジジイは引っ込んで

(たたかうわだんこ)

戦うわ断固

(おれもたたかうぞ)

俺も戦うぞ

(さあでていきなさい)

さあ出て行きなさい