ベロニカ/ユリイ・カノン
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歌詞(問題文)
(やみにゆらりゆらぐゆうえんとしべろにか)
闇にゆらりゆらぐ遊園都市《ベロニカ》
(ああまるでせかいのしんぞうみたいだった)
嗚呼 まるで世界の心臓みたいだった
(もじのあめがふるじょけいのむこう)
文字の雨が降る 叙景の向こう
(あのひからきみをみている)
あの日からきみを見ている
(どこかきみのかげをもったまちはいきをして)
どこか きみの影を持った街は息をして
(さんそがうまれはいにとけてちにのってめぐる)
酸素が生まれ 肺に融けて 血に乗って巡る
(よるにそびえるとけいとうかこをきざんでも)
夜に聳える時計塔 過去を刻んでも
(あのひのやくそくはもうかなえられないの)
あの日の約束はもう叶えられないの
(ごぜんれいじのよぎしゃにのって)
午前0時の夜汽車に乗って
(ぎんがをこえてきみをむかえにいくよ)
銀河を越えてきみを迎えに行くよ
(だいよんちくのかたすみでおとしたしんぞうがみゃくをうつ)
第4地区の片隅で落とした心臓が脈を打つ
(やみにゆらりゆらぐゆうえんとしべろにか)
闇にゆらりゆらぐ遊園都市《ベロニカ》
(くびくくりくるりくらむのうにやきついて)
首くくりくるり眩む 脳に焼き付いて
(きみのこえはきこえていたのに)
きみの声は聴こえていたのに
(またみみをふさいでいたんだ)
また耳を塞いでいたんだ
(ていしょうせんのうぐんしゅうせいさいほらふきのろんど)
提唱 洗脳 群衆 制裁 法螺吹きのロンド
(あかねぞらにならぶてっとうかねとさんびか)
茜空に並ぶ鉄塔 鐘と賛美歌
(どうけがおどるさーかすてんとゆうぎじょうのひがし)
道化が踊るサーカステント 遊戯場の東
(えんもくのないげきじょうはいきょ)
演目の無い劇場 廃墟
(きみをつくるすべて)
きみを創るすべて
(それはこわれたえいしゃきのように)
それは壊れた映写機のように
(あせたぎきょくをくりかえす)
褪せた戯曲を繰り返す
(がらくただらけのしがいちでまた)
ガラクタだらけの市街地でまた
(さかないままのいのちがかれるの)
咲かないままの命が枯れるの
(きみはあいいろのよあけになって)
きみは藍色の夜明けになって
(わたしはここでひとりおきざりのまま)
わたしはここで ひとり置き去りのまま
(くちたひのことばをこぼす)
朽ちた日の言葉を零す
(だれかのしんぞうになれたなら)
「誰かの心臓になれたなら」
(どうか)
どうか
(いきるいみをおしえてべろにか)
生きる意味をおしえて ベロニカ
(ねえ)
ねえ
(いきていいといってよべろにか)
生きていいと言ってよ ベロニカ
(だからこんなせかいなんてなげくきみのめに)
『だから"こんな世界"なんて嘆くきみの瞳に
(あめあがりのなないろをみせてあげる)
雨上がりの七色を見せてあげる』
(あいにとけたきみのてをとって)
藍に融けた きみの手を取って
(ほしぞらへおちていくから)
星空へ落ちていくから
(ころしてべろにか)
殺して ベロニカ