パーフェクトライフ

(うまくいかねぇやっていつものことだろ)

上手くいかねぇや っていつもの事だろ

(ふできなにんげんなのはいたいほどわかってる)

不出来な人間なのは 痛いほど分かってる

(さっきのみこんだあのことばはひのめをみることもきっとないんだろうな)

さっき飲み込んだあの言葉は 日の目を見る事も きっとないんだろうな

(そうやってつもったへやのほこりみたいなかんじょうが)

そうやって積もった 部屋の埃みたいな 感情が

(ぼくらをいきぐるしくさせてるんなら)

僕等を息苦しく させてるんなら

(じぶんをまもりたくてしめきったどあもまども)

自分を守りたくて 閉め切ったドアも窓も

(むりしてでもあけなきゃちっそくしちゃうよ)

無理してでも開けなきゃ 窒息しちゃうよ

(なやみはどうせきえない)

悩みはどうせ消えない

(ふりまわされてばかりのせかいのなかで)

振り回されてばかりの 世界の中で

(おぼれそうにもがきながら)

おぼれそうに もがきながら

(それでもわるくないなっておもえるものが)

それでも悪くないなって 思えるものが

(どれだけあったらしっぱいじゃない？ぼくらのじんせいは)

どれだけあったら失敗じゃない? 僕らの人生は

(かんぺきなひとになりそこねたよなんもねぇじんせい)

完璧な人になりそこねたよ なんもねぇ人生

(ひとのこころにどそくではいりこんで)

人の心に 土足で入り込んで

(どあもまどもかってにあけはなったあなたの)

ドアも窓も勝手に 開け放ったあなたの

(おかげでぼくはじんせいをだいなしにしちゃうような)

おかげで僕は人生を 台無しにしちゃうような

(すてきなふうけいにであえたんだ)

素敵な風景に 出会えたんだ

(どこからはじまってどこまでつづくのか)

どこから始まって どこまで続くのか

(このものがたりのおとしまえをどうやってつけようか)

この物語の落とし前をどうやってつけようか

(いつだってかんがえるけどこたえはいまもみつからないんだよ)

いつだって考えるけど 答えは今も見つからないんだよ

(けどきょうがおわりじゃないことだけはわかってる)

けど今日が終わりじゃない事だけは分かってる

(どこまでいけるかわからないんだけどさ)

どこまでいけるか 分からないんだけどさ

(すたーとらいんにようやくたてたよ)

スタートラインに ようやく立てたよ

(こんなふうにぼくらをかりたてるできごとが)

こんな風に 僕等を駆り立てる出来事が

(どれだけあったらしっぱいじゃない？ぼくらのじんせいは)

どれだけあったら失敗じゃない? 僕らの人生は

(かんぺきなひとになりそこねたよなにもねぇじんせい)

完璧な人になりそこねたよ 何もねぇ人生

(ふかんぜんなせいしゅんおえて)

不完全な青春終えて

(ふかんぜんなゆめをみて)

不完全な夢を見て

(ふかんぜんなざせつのすえに)

不完全な挫折の末に

(ふかんぜんなおとなになって)

不完全な大人になって

(でもふかんぜんなやりかたで)

でも不完全なやりかたで

(ふかんぜんなりにいきてきたきみじしんはうたがいようもない)

不完全なりに生きてきた 君自身は疑いようも無い

(であいとわかれにただなきわらいそれだけのじんせいかでも)

出会いと別れにただ泣き笑い それだけの人生か でも

(それだけあったらしっぱいじゃないぼくらのじんせいは)

それだけあったら失敗じゃない 僕らの人生は

(かんぺきなひとにはなれないけれどかんぺきなじんせい)

完璧な人にはなれないけれど 完璧な人生