You/雨のパレード

(あのころのぼくは)

あの頃の僕は

(きりのなかのようなばしょにいて)

霧の中の様な場所にいて

(とおくのほうがみれなくなったから)

遠くの方が見れなくなったから

(ちかくにあるものだけを)

近くにあるものだけを

(ひっしにまもっていたんだ)

必死に守っていたんだ

(まどをゆらしている)

窓を揺らしている

(かぜのことばはぼくにはわからない)

風の言葉は僕にはわからない

(さきのことをかんがえるとなぜか)

先のことを考えるとなぜか

(ものすごくこわくなってきて)

ものすごく怖くなってきて

(なにもしたくなくなっていた)

何もしたくなくなっていた

(あなたがそばにいてくれたのに)

あなたが傍にいてくれたのに

(ひとりとおもっていた)

ひとりと思っていた

(かかえてたやみにおそわれて)

抱えてた闇に襲われて

(まるでじぶんじゃないみたいに)

まるで自分じゃないみたいに

(あなたのことをきずつけたことも)

あなたのことを傷つけたことも

(いまでもまだおぼえている)

今でもまだ覚えている

(りかいできないじょうたいで)

理解できない状態で

(おかしくなっていたみたいだ)

おかしくなっていたみたいだ

(ほんとうにたいせつにすべきものは)

本当に大切にすべきものは

(いまならもうこたえられる)

今ならもう答えられる

(たとえばぼくらの)

例えば僕らの

(これからすごすひびのなかで)

これから過ごす日々の中で

(もしあなたのほうにやみがおとずれて)

もしあなたの方に闇が訪れて

(しかいがせまくなってしまい)

視界が狭くなってしまい

(ことばもとどかなくなったら)

言葉も届かなくなったら

(あなたがぼくにしてくれたように)

あなたが僕にしてくれたように

(よりそうことはできるだろうか)

寄り添うことは出来るだろうか

(かかえてたやみにおそわれて)

抱えてた闇に襲われて

(まるでじぶんじゃないみたいに)

まるで自分じゃないみたいに

(あなたのことをきずつけたことも)

あなたのことを傷つけたことも

(いまでもまだおぼえている)

今でもまだ覚えている

(りかいできないじょうたいで)

理解できない状態で

(おかしくなっていたみたいだ)

おかしくなっていたみたいだ

(ほんとうにたいせつにすべきものは)

本当に大切にすべきものは

(いまならもうこたえられる)

今ならもう答えられる

(ねえそれはあなたのことって)

ねえ　それはあなたのことって

(やっときづけたんだ)

やっと気づけたんだ

(ここにあいにきたんだいま)

ここに会いにきたんだ　今

(だからねえやみのむこうがわへこんどは)

だからねえ　闇の向こう側へ今度は

(きっとぼくがつれていけるはずだ)

きっと僕が連れていけるはずだ

(かかえてたやみにおそわれて)

抱えてた闇に襲われて

(まるでじぶんじゃないみたいに)

まるで自分じゃないみたいに

(あなたのことをきずつけたことも)

あなたのことを傷つけたことも

(いまでもまだおぼえている)

いまでもまだ覚えている

(わけもわからずないたよる)

訳もわからず泣いた夜

(いっしょになみだをながしたりして)

一緒に涙を流したりして

(おもいどおりにならないまいにちも)

思い通りにならない毎日も

(あなたとならすごしてこれた)

あなたとなら過ごしてこれた

(ひとはだれしもひとりでは)

人は誰しもひとりでは

(いきていけないとしったんだ)

生きていけないと知ったんだ

(みえないあすにせかされるきょうも)

見えない明日に急かされる今日も

(あなたとならこえていける)

あなたとなら超えていける

(すこしくずれたひょうじょうで)

少し崩れた表情で

(わらってるあなたはきれいだ)

笑ってるあなたは綺麗だ

(ほんとうにたいせつにすべきものは)

本当に大切にすべきものは

(いまならもうこたえられる)

今ならもう答えられる