GOOD BYE

(あさひはかならずのぼり)

朝日は必ず昇り

(ぼくらをおとなにする)

僕らを大人にする

(かなしいなみだながせど)

悲しい涙流せど

(あなたはわらっている)

あなたは笑っている

(きりんみたいにくびながくして)

キリンみたいに首長くして

(ぼくがくるのをまってる)

僕が来るのを待ってる

(たいようみたいなえがおみせる)

太陽みたいな笑顔見せる

(あなたはしんゆうでした)

あなたは親友でした

(しわしわのてであたまをなでて)

シワシワの手で頭を撫でて

(ぼくのはなしにうなずく)

僕の話に頷く

(ひざのうえのとくとうせきは)

膝の上の特等席は

(あたたかくてすきでした)

温かくて好きでした

(しだいにあなたの)

次第にあなたの

(せをぬきあゆんでた)

背を抜き歩んでた

(あさひはかならずのぼり)

朝日は必ず昇り

(ぼくらをおとなにする)

僕らを大人にする

(かなしいなみだながせど)

悲しい涙流せど

(あなたはわらっている)

あなたは笑っている

(かならずいまも)

必ず今も

(ははがいうにはがんこなひとで)

母が言うには頑固な人で

(よくおこられてたらしい)

よく怒られてたらしい

(だれにでもやさしいあなたの)

誰にでも優しいあなたの

(ひみつをしれたきがした)

秘密を知れた気がした

(いつのまにかふえてたしらがは)

いつの間にか増えてた白髪は

(かぞえられなくなってた)

数えられなくなってた

(ほそくなったあなたのすがた)

細くなったあなたの姿

(みるのがすこしいやだった)

見るのが少し嫌だった

(しごとをいいわけに)

仕事を言い訳に

(またねとはなれてた)

またねと離れてた

(あなたはさいあいのひと)

あなたは最愛の人

(えがおでみおくってた)

笑顔で見送ってた

(にっきにかかれたことば)

日記に書かれた言葉

(まっててすぐいくから)

「待ってて、すぐ行くから」

(なみだもみせず)

涙も見せず

(あたりまえをこわして)

“当たり前”を壊して

(とつぜんそのひはやってきた)

突然その日はやってきた

(わかってたはずなのに)

分かってたはずなのに

(さよならあなたはいない)

“さよなら”あなたはいない

(ぼくらをここにのこし)

僕らをここに残し

(かなしいなみだながせど)

悲しい涙流せど

(あなたはわらっている)

あなたは笑っている

(かならずいまも)

必ず今も