この惑星で、ただ一つだけ

(きりのなかからかすんでみえるあのそらめざして)

霧の中から　霞んで見える　あの空目指して

(のびてくえだのさき)

伸びてく枝の先

(いつかきっとはながいろづく)

いつかきっと　花が色付く

(はるかむかしからずっとつづいてきたみちのうえ)

遥か昔からずっと　続いて来た道の上

(よこならびのれきしとともに)

横並びの歴史と共に

(あしたのゆくえをさがしにいこう)

明日の行方を捜しに行こう

(このほしでただひとつだけ)

この惑星で、ただ一つだけ

(かわらないものがそこにはあって)

変わらないものがそこにはあって

(このほしでただひとつだけ)

この惑星で、ただ一つだけ

(ずっとつないでくものがあって)

ずっと繋いでくものがあって

(かたちをなすみらいそのむこうがわめざして)

形を成す未来 その向こう側目指して

(あるいてくから)

歩いてくから

(かなたにきえてくれていくひかり)

彼方に消えて　暮れて行く光

(にじんでとけるような)

滲んで溶ける様な

(のびてくかげのかず)

伸びてく影の数

(いつかふえてよるもこえていく)

いつか増えて　夜も越えて行く

(それぞれのほはばでいそぐあしさきそろえて)

それぞれの歩幅で　急ぐ足先揃えて

(よこがおはふてきにわらって)

横顔は不敵に笑って

(きのうのうえにきょうをかさねよう)

昨日の上に今日を重ねよう

(このほしでただひとつだけ)

この惑星で、ただ一つだけ

(しんじられるものがそこにはあって)

信じられるものがそこにはあって

(このほしでただひとつだけ)

この惑星で、ただ一つだけ

(ずっとつづいてくものがあって)

ずっと続いてくものがあって

(はやるこどうおさえふねのいくさきをみすえて)

逸る鼓動抑え　船の行く先を見据えて

(すすんでいくから)

進んで行くから

(きりのなかでもかなたにきえてしまっても)

霧の中でも　彼方に消えてしまっても

(ながされてもただよってもきっと)

流されても　漂っても　きっと

(すいへいせんがゆれたって)

水平線が揺れたって

(ささってぬけないとげがあったって)

刺さって抜けない棘があったって

(だれかのうでにこばまれたって)

誰かの腕に拒まれたって

(いつかたどりつく)

いつか辿り着く

(このほしでただひとつだけ)

この惑星で、ただ一つだけ

(かわらないものがそこにはあって)

変わらないものがそこにはあって

(このほしでただひとつだけ)

この惑星で、ただ一つだけ

(ずっとつないでくものがあって)

ずっと繋いでくものがあって

(かたちをなすみらいそのむこうがわめざして)

形を成す未来　その向こう側目指して

(あるく)

歩く

(このまるいほしのうえでいきていくから)

この丸い惑星の上で　生きて行くから