傘を差す先輩

(かさをさすせんぱいのせなかのとなりのそのこはだれ)

傘をさす先輩の背中の 隣のその子は誰？

(なにげないことばやしぐさにどきどきしはじめていた)

何気ない言葉や仕草に ドキドキし始めていた

(それさえきづかぬどんかんなせんぱい)

それさえ気づかぬ鈍感な先輩

(じょうだんいってわらいあいいもうとみたいでかわいいなって)

冗談言って笑い合い 「妹みたいでかわいいな」って

(きっとそれがせんぱいなりのこたえだったんだよね)

きっとそれが先輩なりの 答えだったんだよね

(かさをさすせんぱいのせなかのとなりのそのこはだれ)

傘をさす先輩の背中の 隣のその子は誰？

(せんぱいにほめられたえくぼにおちたわたしのあめが)

先輩に褒められたえくぼに 落ちた私の雨が

(きづかれちゃわないようにそっとそのばからにげるけど)

気づかれちゃわないように そっとその場から逃げるけど

(ちょっとくらいきづいてくれないかなってだめなおんなね)

ちょっとくらい気付いてくれないかなってダメな女ね...

(なにもなかったようなかおでおはようとこえかけてくる)

何もなかったような顔で おはようと声掛けてくる

(それがよけいむねをぎゅっとしめた)

それが余計胸をぎゅっと締めた

(おかしいなつゆはあけたのにわたしのこころはまだみなづき)

おかしいな梅雨は明けたのに わたしの心はまだ水無月

(てるてるぼうずぶらさげてもきっとかわらないはずよ)

てるてる坊主ぶら下げてもきっと変わらないはずよ

(かさはとじてもこのこいごころとじられないのはなぜ)

傘は閉じてもこの恋心 閉じられないのはなぜ？

(せんぱいがえらんだこなんだもんきっとすごくいいこよ)

先輩が選んだ子なんだもん きっとすごくいい子よ

(そんなことわかってるわかるからまたむねいたむ)

そんなことわかってる　わかるからまた胸痛む

(でもちょっとわたしのほうがっておもっちゃうだめなおんなね)

でもちょっとわたしの方がって 思っちゃうダメな女ね...

(かさをさすせんぱいのせなかのとなりのそのこはだれ)

傘をさす先輩の背中の 隣のその子は誰？

(せんぱいにほめられたえくぼにおちたわたしのあめが)

先輩に褒められたえくぼに 落ちた私の雨が

(きづかれちゃわないようにそっとそのばからにげるけど)

気づかれちゃわないように そっとその場から逃げるけど

(ちょっとくらいきづいてくれないかなってだめなおんなね)

ちょっとくらい気づいてくれないかな ってダメな女ね...