下手な嘘をつかないで

(とけないのろいにいかされている)

解けない呪いに生かされている

(ぼくのせかいはあなたのものだよ)

僕の世界はあなたのものだよ

(とらわれているきおくしこうを)

囚われている　記憶　思考を

(みにくいかおをさしておかえし)

醜い顔を刺してお返し

(まるでこのよのあいひそうを)

まるでこの世の哀　悲壮を

(すべてうけとめたようなひとみ)

全て受け止めた様な瞳

(あふれておちるくらいなら)

溢れて落ちるくらいなら

(ぼくがささえてあげましょう)

僕が支えてあげましょう

(したいになったきたないきみすらいとしい)

死体になった汚い君すら愛しい

(なぜこのせかいはこんなにもはかなく)

何故この世界はこんなにも儚く

(みにくくうつるの)

醜く映るの

(つられたままのからだをおろし)

吊られたままの躰を下ろし

(ぼくはすすもうしゅらのみちへと)

僕は進もう修羅の道へと

(ふはいしているのうはししは)

腐敗している　脳は　四肢は

(しはいよくにおぼれたばつか)

支配欲に溺れた罰か

(うらぎられることはこわい)

裏切られる事は怖い

(こころをおかすめしいたぼくさ)

こころを犯す盲いた僕さ

(なるようになるととくははが)

なるようになると説く母が

(にくくてしようがないのです)

憎くて仕様がないのです

(めぬきちだまりこきゅうとめてどこへいこう？)

目抜き血溜まり呼吸止めて何処へ行こう？

(ほだされているじゅばくのきずよ)

絆されている呪縛の傷よ

(ひじょうなせかいよ)

非情な世界よ

(ししたあとのけしきがみたいと)

死した後の景色が見たいと

(からだでねむるふたごのこえ)

腹で眠る双子の声

(まちがいだらけこのじごくでは)

間違いだらけ　この地獄では

(いのることでしかすくわれない)

祈ることでしか救われない

(それでもいいの？)

「それでもいいの？」

(それでもいいよ)

「それでもいいよ」

(あなたがいるのなら)

あなたが居るのなら

(はなさないから)

離さないから

(なぜこのせかいはこんなにもはかなく)

何故この世界はこんなにも儚く

(みにくくうつるの)

醜く映るの

(つられたままのからだをおろし)

吊られたままの躰を下ろし

(ぼくはすすもうしゅらのみちを)

僕は進もう修羅の道を

(ふこうにまどいぞうおにおどる)

不幸に惑い　憎悪に踊る

(りょうてはあかぐろく)

両手は赤黒く

(さみしいひとにならないように)

さみしい人にならないように

(きみをころしてぼくもそこへ)

君を殺して　僕もそこへ