春恋歌　ボカロ

(しらうおのて　つかみそこねて)

白魚の手　掴み損ねて

(あなたはおぼろづきのむこうにかくれてしまった)

貴女は朧月の向こうに隠れてしまった

(はかない　はるのよい)

儚い　春の宵

(あなたへのこいはつのるばかり)

貴女への恋は募るばかり

(ゆきのこるよ　いまだのこるさむさに)

雪残る夜　今だ残る寒さに

(はるしぐれ　ひとはだこいしくて)

春時雨　人肌恋しくて

(はやくはるがこないかとこいねがう)

早く春が来ないかと希う

(ふわりうめのはなのかおり)

ふわり梅の花の香り

(あなたはそこにたってた)

貴女はそこに立ってた

(はるつげどりのかみ)

春告げ鳥の髪

(ももいろのほお)

桃色の頬

(しせんがからみあう)

視線が絡み合う

(はずかしげなえがおに)

恥ずかしげな笑顔に

(みとれてしまったよ)

見惚れてしまったよ

(はるをこいねがい)

春を希い

(こいを　あなたのあいを)

恋を　貴女の愛を

(こいましょう)

乞いましょう

(どうかこたえて)

どうか応えて

(いとしいうぐいす)

愛しい鶯

(わたしのかごにとらわれて)

私の籠に捕らわれて

(はなむしろよ　さくらさきみだれて)

花筵よ　桜咲き乱れて

(はるのつき　ながめてなみだする)

春の月　眺めて涙する

(おしえてくれないなみだのりゆう)

教えてくれない涙の理由

(ふわりうめのはなのかおり)

ふわり梅の花の香り

(なにがあなたをかなしませる？)

何が貴女を悲しませる？

(かみのつやくすんで)

髪の艶くすんで

(ほおのいろあせ)

頬の色褪せ

(しせんがあわなくて)

視線が合わなくて

(かなしげなわらいがお)

悲しげな笑い顔

(みていられないよ)

見ていられないよ

(はるはやってきて)

春はやって来て

(こいを　あなたへのあいを)

恋を　貴女への愛を

(ちかいましょう)

誓いましょう

(のばしたては)

伸ばした手は

(つかみそこねて)

掴み損ねて

(つきにかくれてしまった)

月に隠れてしまった

(はるをこいねがい)

春を希い

(こいを　あなたへのあいを)

恋を　貴女への愛を

(ちかいましょう)

誓いましょう

(どうかてをとって)

どうか手を取って

(いとしいうぐいす)

愛しい鶯

(わたしのかごにとらわれて)

私の籠に捕らわれて