初恋 Base Ball Bear

(ねいきたてるじゅうたくがいをぬけて)

寝息立てる住宅街を抜けて

(きみにすこしあいにいそいだ)

君にすこし会いに、急いだ

(まちのよぞらもがんばってくれてる)

都会の夜空もがんばってくれてる

(むねにじゅうだいのじぶんがとりついてしまったみたいだ)

胸に10代の自分が憑りついてしまったみたいだ

(きみがいないいこーるひとりぼっちなんてさ)

「君がいない＝ひとりぼっち」なんてさ

(いやってほどこどくをのみほしたぼくなのに)

嫌ってほど孤独を飲み干した僕なのに

(はじまってしまってんだ)

はじまってしまってんだ

(いまきみにこいした)

いま、君に恋した

(ぼくがみてるせかいはきょうもきみいろにまんしょくで)

僕が見てる世界は今日も君色20,000色で

(なつまつりのようなせつなさじゃない)

夏祭りのような刹那さじゃない

(あしたのきみにあこがれつづけているから)

明日の君に憧れつづけているから

(ほしがふてくされようがしらない)

星がふてくされようが、知らない

(ほしをみてるきみがみたいだけ)

星を見てる君が見たいだけ

(ながくながくつづいたよるも)

長く長く続いた夜も

(きみとすごせばいつもたりなすぎてこまるよ)

君と過ごせば　いつも足りな過ぎて困るよ

(きみかおるかぜにきみだけのあしおとに)

君薫る風に、君だけの足音に、

(きみがいるきせつにいそがしさすべてわすれて)

君がいる季節に、忙しさすべて忘れて

(ぼくはもうはじまってしまう)

僕はもうはじまってしまう

(はつこいのようさ ぼくがみてるせかいはきょうもきみいろしょうせつで)

初恋のようさ 僕が見てる世界は今日も君色小説で

(くりすますつりーのようなごまかしもいらない)

クリスマスツリーのような誤魔化しも要らない

(このおもいをなによりかがやかせたいよ)

この思いを何より輝かせたいよ

(ぼくのそうぞうりょくなんてきみは)

僕の創造力なんて君は

(みずたまりをよけるように)

水たまりを避けるように

(とびこえてしまう)

飛び越えてしまう

(はつこいのようさ ぼくがみてるせかいはきょうも)

初恋の様さ　 僕が見てる世界は今日も

(きみいろにまんしょくで)

君色20,000色で

(なつまつりのようなせつなさじゃない)

夏祭りのような刹那さじゃない

(あしたのきみにあこがれつづけていくから)

明日の君に憧れ続けていくから

(なんかいもこいした)

何回も恋した

(おんなじくらいのさよならもしただけどぼくは)

同じくらいのさよならもした　だけど僕は

(いまきみがすきだ)

今君が好きだ

(はじめてじゃないこのこいを)

初めてじゃないこの恋を

(おわらないさいしょのこいにしよう)

終わらない最初の恋にしよう

(さいごのこいにしよう)

最後の恋にしよう