Last　Desire

(いくつものみちをたどりあしをとめただろう)

いくつもの道を辿り足を止めただろう

(こおりついたときもいまはとおいきおくにかすんで)

凍り付いた時も今は遠い記憶に霞んで

(なにをぎせいにすればつよくなれるのかと)

何を犠牲にすれば強くなれるのかと

(にぎったままのてをまだほどくゆうきがもてなくて)

握ったままの手をまだほどく勇気が持てなくて

(えいゆうにはなれないから)

英雄にはなれないから…

(そのことにきづいていた)

そのことに気づいていた

(せめてきみをまもりたいそうねがう)

せめて君を守りたいそう願う

(このからだをつるぎにかえてあれはてたみちをいく)

この体を剣に変えて荒れ果てた道を行く

(よわかったじぶんさえきりたおしすすんだ)

弱かった自分さえ切り倒し進んだ

(いつかとどくのだろうかきみがのぞむみらいに)

いつか届くのだろうか君が望む未来に

(そのひをむかえるまではぼくがまもりぬくよ)

その日を迎えるまでは僕が守り抜くよ

(むすうのよるをたばねいまようやくであう)

無数の夜を束ね今ようやく出会う

(ほしのすくいをもとめふたりこどくをあゆみはじめた)

星の救いを求め二人孤独を歩み始めた

(やがてせかいをきみがやきつくすとしても)

やがて世界を君が焼き尽くすとしても

(だきしめつづけるそうそんなかくごをほこりたい)

抱きしめ続ける　そう　そんな覚悟を誇りたい

(くらいばしょにただまぶしく)

暗い場所にただ眩しく…

(きみだけがみちしるべにむくわれないおもいでもかまわない)

君だけが道標に　報われない思いでも構わない

(このこころをよろいにかえてかぎりあるだいちかけ)

この心を鎧に変えて　限りある大地駆け

(すべてをうらぎることそれさえものみこみ)

全てを裏切ること　それさえも飲みこみ

(いずれたどりつくだろうきみがのぞむきおくに)

いずれたどり着くだろう　君が望む記憶に

(あたたかなむねのなかでぼくはねむりつく)

暖かな胸の中で僕は眠りつく

(あいたいとただねがうひとめでもとねがう)

逢いたいとただ願う　一目でもと願う

(そうぼくはただねがいひらいたてをあのつきへむけのばす)

そう僕はただ願い　開いた手をあの月へ向け伸ばす

(このてあしをつばさにかえてはてのないそらをゆく)

この手足を翼に変えて果てのない空をゆく

(たましいにきざまれたせめてものねがいだ)

魂に刻まれたせめてもの願いだ

(いつかおとずれるだろうぼくがのぞむみらいに)

いつか訪れるだろう　僕が望む未来に

(ただひとりまちつづけあいをうたうきみのもとへ)

ただ一人待ち続け　愛を歌う　君のもとへ