センダンライフ

(きんみらいってそうおもうんじゃない　ひとがひとをすてるようなじだい)

近未来ってそう思うんじゃない　人が人を棄てるような時代

(むざんにおりかさなって　いたいいたいといっせいにないた)

無惨に折り重なって　痛い痛いと一斉に鳴いた

(もうそうがふもうなように　だれもわたしをとりこもうとしない)

妄想が不毛なように　誰も私を取り込もうとしない

(ふあんにめをそらして　うぞうむぞうてんしょんあわせる)

不安に目を逸らして　有象無象テンション合わせる

(きれいなかおをゆがめて)

綺麗な顔を歪めて

(にどとこないきのうにてをのばして)

二度と来ない昨日に手を伸ばして

(きえてくあしたはしんきろうになってしまった　せかいはよるにむかう)

消えてく明日は蜃気楼になってしまった　世界は夜に向かう

(ｂｙｅ－ｂｙｅ　ぼうえんきょうのしょうてんあわして　すいへいせんのしょうてんさがした)

Bye-Bye 望遠鏡の焦点合わして　水平線の消点探した

(もれたためいきがにがくても)

漏れた溜息が苦くても

(すいぎんとうのしょうめいおとして　こうさんなんてじょうだんじゃないって)

水銀灯の照明落として　降参なんて冗談じゃないって

(ほんのいっしゅんだけわらった)

ほんの一瞬だけ笑った

(もうずっとひとりきりで　いきたせかいもおわりそうなんで)

もうずっと独りきりで　生きた世界も終わりそうなんで

(せんだんすんぜんのじんせいも　あらいざらいいっせいにやいた)

剪断寸前の人生も　洗い浚い一斉に焼いた

(もうきょうがきのうのようで　みてるしてんもふかんになっていた)

もう今日が昨日のようで　見てる視点も俯瞰になっていた

(またたきのたびに　うおうさおうたいしゅうはゆれる)

瞬きの度に　右往左往大衆は揺れる

(かわいたかみをたばねてくれた　あのひかわしたやくそくは)

乾いた髪を束ねてくれた　あの日交わした約束は

(いまのわたしにはしゅうちしんだったっていったって　おそいよよるはあけた)

今の私には羞恥心だったって言ったって　遅いよ夜は明けた

(ｂａｂｙ　ｒｏｃｋｉｎ’　ａｎｄ　ｒｏｌｌｉｎ’ゆらして)

Baby Rockin' and Rollin'揺らして

(ぜんほうがくにしょうじゅんあわして　はちきれそうなしんそうしんりを)

全方角に照準合わして　はち切れそうな深層心理を

(むじょうでひじょうなせかいじたいを　かえたいなんてゆめみたって)

無情で非情な世界自体を　変えたいなんて夢見たって

(ほんのいっしゅんだけでよかった)

ほんの一瞬だけで良かった

(ｂｙｅ－ｂｙｅ　ぼーだーれすのげんだいしゃかいで　しょうがいなんてとうぜんむがいで)

Bye-Bye ボーダーレスの現代社会で　障害なんて当然無害で

(うみとつきいがいみえないせかいへ　おとなになってもつれていくよ)

海と月以外見えない世界へ　大人になっても連れて行くよ

(ぼうえんきょうのしょうてんあわして　すいへいせんのしょうてんさがした)

望遠鏡の焦点合わして　水平線の消点探した

(もれたためいきがにがくても)

漏れた溜息が苦くても

(すいぎんとうのしょうめいおとして　こうさんなんてじょうだんじゃないって)

水銀灯の照明落として　降参なんて冗談じゃないって

(ほんのいっしゅんだけわらった)

ほんの一瞬だけ笑った