ホウキ雲

(どこかとおくでみみをすましているひとがいる)

どこか遠くで　耳を　澄ましている人がいる

(あらゆるばしょでそらをみあげているひとがいる)

あらゆる場所で　空を見上げているひとがいる

(よぞらのしたでくちぶえふいてるぼくたちは)

夜空の下で　口笛ふいてる僕たちは

(ことばもないままゆびでただせいざをなぞってる)

言葉もないまま　指でただ星座をなぞってる

(さむがりやのゆめつめたいきみのて)

寒がりやの夢　冷たい君の手

(あたためるまほうはひとつのみちをしんじること)

あたためる魔法は　ひとつの道を信じること

(ほうきぐものむこうにみつけたひとつぶのほしは)

ホウキ雲の向コウに見つけた　一粒の星は

(かがやくほしでもかすかなほしでもきみだけのひかり)

輝く星でも　かすかな星でも　君だけの光

(むねのくものむこうにみえないままのみちしるべ)

胸の雲の向コウに見えないままの道しるべ

(さぁこのてをひらいていまなにをしんじますか？)

さぁ　この手をひらいて今　何を信じますか?

(ねむれぬよるにひとりでないてるひとがいる)

眠れぬ夜に　一人で泣いてる人がいる

(あさをむかえたちきゅうのどこかでわらうひとがいる)

朝を迎えた　地球のどこかで　笑う人がいる

(とほうにくれてるまよいつづけてる)

途方に暮れてる　迷い続けてる

(ふみだすまほうはあしたのじぶんしんじること)

ふみだす魔法は　明日の自分信じること

(そらをこえたむこうにさがしてたあのひのほしは)

空を超えた向コウに探してたあの日の星は

(どこにわすれたの？だれがみつけたの？きみだけのひかり)

どこに忘れたの?誰が見つけたの?君だけの光

(むねのおくのくらやみまぶたをとじてきりひらく)

胸の奥の暗闇　まぶたを閉じて切り開く

(さぁとびらよひらいていまなにがみえてますか？)

さぁ　扉よひらいて　今　何がみえてますか?

(ほんのすこしのかぜがふきました)

ほんの少しの風が吹きました

(さいごのまほうはよわいこころもしんじること)

最後の魔法は弱い心も信じること

(ほうきぐものむこうにみつけたひとつぶのほしは)

ホウキ雲の向コウに見つけた　一粒の星は

(かがやくほしでもかすかなほしでもきみだけのひかり)

輝く星でも　かすかな星でも　君だけの光

(むねのくものむこうにみえないままのみちしるべ)

胸の雲の向コウに見えないままの道しるべ

(さぁこのてをひらいていまなにをしんじますか？)

さぁ　この手をひらいて　今　何を信じますか?

(めをとじてめをあけて)

目をとじて目をあけて

(いまなにがきこえるの？なにがみえてるの？きみだけのひかり)

今　何が聞こえるの?　何が見えてるの?君だけの光

(あおいやねにのぼってうまれたよぞらみおろした)

青い屋根に登って　生まれた夜空　見下ろした

(かなわないことなんてないひらくのはそのきみのて)

叶わないことなんてない　ひらくのは　その君の手