少年の日の思い出タイピング

投稿者kakaonari プレイ回数141
難易度(3.7) 90秒 長文
少年の日の思い出のタイピングです
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問題文

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(しょうねんのひのおもいで)

少年の日の思い出

(きゃくはゆうがたのさんぽからかえって、)

客は夕方の散歩から帰って、

(わたしのしょさいでわたしのそばにこしかけていた。)

私の書斎で私のそばに腰かけていた。

(ひるまのあかるさはきえうせようとしていた。)

昼間の明るさは消え失せようとしていた。

(まどのそとには、いろあせたみずうみが、)

窓の外には、いろあせた湖が、

(おかのおおいきしにするどくふちどられて、)

丘の多い岸に鋭く縁どられて、

(とおくかなたまでひろがっていた。)

遠くかなたまで広がっていた。

(ちょうど、わたしのすえのおとこのこが、)

ちょうど、私の末の男の子が、

(おやすみをいったところだったので、)

おやすみを言ったところだったので、

(わたしたちはこどもやおさないひのおもいでについてはなしあった。)

私達は子供や幼い日の思い出について話し合った。

(「こどもができてから、じぶんのようねんじだいのいろいろのしゅうかんや)

「子供が出来てから、自分の幼年時代の色々の習慣や

(たのしみことがまたよみがえってきたよ。)

楽しみ事がまたよみがえってきたよ。

(それどころか、いちねんまえらか、)

それどころか、一年前らか、

(ぼくはまた、ちょうあつめをやっているよ。)

僕はまた、チョウ集めをやっているよ。

(おめにかけようか。」とわたしはいった。)

お目にかけようか。」と私は言った。

(かれがみせてほしいといったので、)

彼が見せてほしいと言ったので、

(わたしはしゅうしゅうのはいっているかるいあつがみのはこをとりにいった。)

私は収集の入っている軽い厚紙の箱を取りに行った。

(さいしょのはこをあけてみてはじめて、)

最初の箱を開けてみて初めて、

(もうすっかりくらくなっているのにきづき、)

もうすっかり暗くなっているのに気付き、

(わたしはらんぷをとってまっちをすった。)

私はランプを取ってマッチを擦った。

など

(すると、たちまちそとのけしきはやみにしずんでしまい、)

すると、たちまち外の景色は闇に沈んでしまい、

(まどはすっかりふとうめいなあおいよるいろにとざされてしまった。)

窓はすっかり不透明な青い夜色に閉ざされてしまった。

(わたしのちょうは、あかるいらんぷのひかりをうけて、)

私のチョウは、明るいランプの光を受けて、

(はこのなかから、きらびやかにひかりかがやいた。)

箱の中から、きらびやかに光り輝いた。

(わたしたちはそのうえにからだをかがめて、)

私たちはその上に体をかがめて、

(うつくしいかたちやこいみごとないろをながめ、)

美しい形や恋見事な色を眺め、

(ちょうのなまえをいった。)

チョウの名前を言った。

(「これはわもんきしたばで、らてんめいはふるみねあ。)

「これはワモンキシタバで、ラテン名はフルミネア。

(ここらではごくめずらしいやつだ。」とわたしはいった。)

ここらではごく珍しいやつだ。」と私は言った。

(ゆうじんはひとつのちょうを、ぴんのついたまま、)

友人は一つのチョウを、ピンの付いたまま、

(はこのなかからようじんぶかくとりだし、)

箱の中から用心深く取り出し、

(はねのうらがわをみた。)

羽の裏側を見た。

(「たえなものだ。ちょうをみるくらい、)

「妙なものだ。チョウを見るくらい、

(ようねんじだいのおもいでをつよくそそられるものはない。)

幼年時代の思い出を強くそそられるものはない。

(ぼくはちいさいしょうねんのころ)

僕は小さい少年の頃

(じょうねつてきなしゅうしゅうかだったものだ。」とかれはいった。)

情熱的な収集家だったものだ。」と彼は言った。

(そしてちょうをまたもとのばしょにさし、)

そしてチョウをまた元の場所に刺し、

(はこのふたをとじて、)

箱の蓋を閉じて、

(「もう、けっこう。」といった。)

「もう、けっこう。」と言った。

(そのおもいでがふゆかいででもあるかのように、)

その思い出が不愉快ででもあるかのように、

(かれはくちばやにそういった。)

彼は口早にそう言った。

(そのちょくご、わたしがはこをしまってもどってくると、)

その直後、私が箱をしまって戻ってくると、

(かれはびしょうして、まきたばこをわたしにもとめた。)

彼は微笑して、巻煙草を私に求めた。

(「わるくおもわないでくれたまえ。」と)

「悪く思わないでくれたまえ。」と

(それからかれはいった。)

それから彼は言った。

(「きみのしゅうしゅうをよくみなかったけれど。)

「君の収集をよく見なかったけれど。

(ぼくもこどものとき、むろん、しゅうしゅうしていたのだが、)

僕も子供のとき、無論、収集していたのだが、

(ざんねんながら、じぶんでそのおもいでをよごしてしまった。)

残念ながら、自分でその思い出を汚してしまった。

(じっさいはなすのもはずかしいことだが、)

実際話すのも恥ずかしい事だが、

(ひとつきいてもらおう。」)

ひとつ聞いてもらおう。」

(かれはらんぷのほやのうえでたばこにひをつけ、)

彼はランプのほやの上でたばこに火をつけ、

(みどりいろのかさをらんぷにのせた。)

緑色のかさをランプに載せた。

(すると、わたしたちのかおは、)

すると、私たちの顔は、

(こころよいうすくらがりのなかにしずんだ。)

快い薄暗がりの中に沈んだ。

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