また君に番号を聞けなかったタイピング

(いえへかえるでんしゃにきょうもまたのってしまった)

家へ帰る電車に今日もまた乗ってしまった

(いつものようにいつもどおりに)

いつものようにいつも通りに

(あえるひはしんこくなほどかぎられているのに)

会える日は深刻なほど限られているのに

(ちょっとだけはなせただけでみたされちゃったんだ)

ちょっとだけ話せただけで満たされちゃったんだ

(いえについておしよせるこうかいじぎゃくしこう)

家に着いて押し寄せる後悔　自虐思考

(ちゃんすはあったたしかにあったなのになのに)

チャンスはあった　確かにあったなのに　なのに・・・

(またきみにばんごうをきけなかったまたあえるひがあるから)

また君に番号を聞けなかった　また会える日があるから

(あとにまわしてしまったゆうきがなくて)

後に回してしまった　勇気がなくて

(ひととおりくやしがってちょっとだけおちついたら)

一通り悔しがって　ちょっとだけ落ち着いたら

(はなせたないようをおもいかえしてもだえる)

話せた内容を思い返して悶える

(そのことばぼくにくれたひょうじょうひとつでぼくのせかいにはなはさきわたる)

その言葉　僕にくれた表情一つで　僕の世界に花は咲き渡る

(さくばんふとんでけついしたことばはいざきみをめのまえにしたらなぜかいえない)

昨晩フトンで決意した言葉は　いざ君を目の前にしたら何故か言えない

(またきみにばんごうをきけなかったまたねといってさよなら)

また君に番号を聞けなかった　またねと言ってサヨナラ

(きょうもかわいかったなぁってこんなぐあいで)

今日も可愛かったなぁ　ってこんな具合で

(つぎあしたまたこんどってきみがいなくなってから)

次　明日　また今度って君が居なくなってから

(こうかいしてもおそいのにつらいのに)

後悔しても遅いのに辛いのに

(またきみにばんごうをきけなかったはなすだけであせがでた)

また君に番号を聞けなかった　話すだけで汗が出た

(めもあわせられないくらいきみがいとしくて)

目も会わせられないくらい　君が愛しくて

(かれしとかはいるのかな？やすみはなにしてるのかな？)

彼氏とかは居るのかな？　休みは何してるのかな？

(ぼくをどうおもってるかな？ききたいことだらけ)

僕をどう思ってるかな？　聞きたいことだらけ

(０８０のほうかな？どこもかなえーゆーかな？)

０８０の方かな？　ドコモかなエーユーかな？

(まちうけはみわさんかな？きみをしりたくてきみをしりたくて)

待ち受けは美輪さんかな？　君を知りたくて　君を知りたくて

(だいすきなきみへたましいのかたりたいむ)

（大好きな君へ魂の語りTIME）

(きみのばんごうをいれるためだけにぼくのせきがいせんじゅしんぶはあるんだ)

君の番号を入れるためだけに僕の赤外線受信部はあるんだ

(ふだんのなにげないことなどをでんわではなしたり)

普段の何気ないこと等を電話で話したり

(みちにいたねこのしゃしんをおくってかわいいねとめであったりして)

道に居た猫の写真を送って「可愛いね」と愛で合ったりして

(すこしずつすこしずつきみをしりすこしずつきみとのきょりをちぢめていき)

少しずつ少しずつ君を知り　少しずつ君との距離を縮めて行き

(そしていつかゆくゆくはそういやしかしそれには)

そしていつかゆくゆくはそう　いやしかしそれには

(そのためにはだいすきなきみにばんごうをきみにばんごうをきかなくてはならない)

そのためには大好きな君に番号を　君に番号を聞かなくてはならない

(それがどれだけこわいことかおわかりいただけるだろうか？)

それがどれだけ怖いことかおわかり頂けるだろうか？

(もしことわられたらぼくはもうしんでしまいたいくらいだ)

もし断られたら僕はもう死んでしまいたいくらいだ

(どうすればいいんだ？どうすればいいんだ？)

どうすればいいんだ？　どうすればいいんだ？

(ころしてくれもういっそぼくをころしてくれよきみのうつくしいてでぼくを)

殺してくれ　もういっそ僕を殺してくれよ　君の美しい手で僕を