さくらしめじ「スタートダッシュ」

(がっこうまでのみちのりはいつでもなんかたいくつだから)

学校までの道のりは　いつでもなんか退屈だから

(えきまでのびるほどうでひとりからまるいやほんほどいたら)

駅まで伸びる歩道で一人　絡まるイヤホン解いたら

(りょうみみにあふれだすものがたりぺーじをめくるように)

両耳にあふれ出す物語　ページをめくるように

(こぴぺしたようなひびのいろをかえてくれる)

コピペしたような日々の　色を変えてくれる

(はちじさんぷんあーきょうもすこしいそがないとな)

8時3分　あー今日も　少し急がないとな

(かいさつぬけてきょうもまちにとけていくんだ)

改札抜けて　今日も街に溶けていくんだ

(はしれかぜをおいこしてそらのむこうへ)

走れ！　風を追い越して空の向こうへ

(ぴょんぴょんとはねるでんせんをぬけて)

ぴょんぴょんと跳ねる電線を抜けて

(あたまのなかながれてるめろでぃーにのりとびこむよ)

頭のなか流れてる　メロディーに乗り飛び込むよ

(ぱられるせかいへと)

パラレル世界へと

(そうさどこまでもひろいうみのはて)

そうさどこまでも広い海の果て

(はたまたうちゅうのほしのかなた)

はたまた宇宙の星の彼方

(そんなことかんがえて)

そんなこと考えて

(まぶたとじたぼくをのせて)

瞼　閉じた僕を乗せて

(おりるえきがとおざかる)

降りる駅が遠ざかる

(けむりのようにもやもやとつのったぼくのこのきもちが)

煙のようにモヤモヤと募った　僕のこのキモチが

(なにもしらないようなそらにひろがってる)

何も知らないような空に広がってる

(だれもかれもあーみんなおなじかおにみえても)

誰もかれも　あーみんな　同じ表情に見えても

(それぞれのきょうがここからはじまるのさ)

それぞれの今日がここから始まるのさ

(なにもないようなまいにちがたからものと)

「何も無いような毎日が宝物」と

(だれかがそういってたようなきがするけど)

誰かがそう言ってたような気がするけど

(なんかいいことはないかなばれないようにさがしてる)

なんかいいことはないかな？　バレないように探してる

(だいほんどおりのにちじょうで)

台本通りの日常で

(ほらこのうたのようにあのさかみち)

ほらこの歌のようにあの坂道

(ふたりのりしてくだっていけたら)

二人乗りして下っていけたら

(そんなことかんがえて)

そんなこと考えて

(まんいんでんしゃがらすごしにはいたいきがくもになった)

満員電車ガラス越しに　吐いた息が雲になった

(ｄｉｎｇｄｏｎｇｄｉｎｇはじまりのおとが)

(Ding Dong Ding)はじまりの音が

(ｄｉｎｇｄｏｎｇｄｉｎｇこころにひびいた)

(Ding Dong Ding)心に響いた

(ｓｉｎｇｓｏｎｇｓｉｎｇむねにてをあてて)

(Sing Song Sing)胸に手を当てて

(みんなもきこえるかな)

みんなも聞こえるかな？

(はしれかぜをおいこしてそらのむこうへ)

走れ！風を追い越して空の向こうへ

(ぴょんぴょんとはねるでんせんをぬけて)

ぴょんぴょんと跳ねる電線を抜けて

(どんどんとすぴーどあげてｂｐｍはかそくする)

どんどんとスピード上げて　BPMは加速する

(このままどこまでも)

このままどこまでも

(そんなもうそうもそろそろやめにして)

そんな妄想もそろそろやめにして

(ほらあいずがなったらふみださなくちゃ)

ほら合図が鳴ったら踏み出さなくちゃ

(なんかいだってくりかえすんだ)

何回だって繰り返すんだ

(きょうもあすもこんなかんじそれでいいの)

今日も明日もこんな感じ　それでいいの？

(まーいっかだけのぼくも)

「まーいっか」だけの僕も

(きょうはなにかかわるかな)

今日は何か変わるかな