意味が分かると怖い話219 概要欄に説明あり

解説
おそらく僕は目が悪い。
眼鏡がないと近くにいる人間の顔も識別できないくらいに。
この話は眼鏡をはずしている状態なのに、
「侵入者」の顔の傷が見えた。
ということは侵入者は人ではないということ。
だから鍵をかけても無駄だって言ったんですね。
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問題文
(ぼくのおかるとどうのししょうはとうじやちん9000えんのもろいあぱーとにすんでいた。)
僕のオカルト道の師匠は当時家賃9000円のもろいアパートに住んでいた。
(かぎもどらむしきでかけたりかけなかったりだったらしい。)
鍵もドラム式でかけたりかけなかったりだったらしい。
(あるあさめがさめるとみしらぬおとこのひとがまくらもとにすわってて)
ある朝目が覚めると見知らぬ男の人が枕元に座ってて
(「おはようございます」)
「おはようございます」
(というので)
というので
(「おはようございます」)
「おはようございます」
(とあいさつするとしゅうきょうのかんゆうらしきことをはじめたから)
とあいさつすると宗教の勧誘らしきことを始めたから
(「さようなら」)
「さようなら」
(といってそのひとをおいたままいえをでてきたといういつわがある。)
と言ってその人をおいたまま家を出てきたという逸話がある。
(ぼうはんいしきかいむのひとで、)
防犯意識皆無の人で、
(ぼくがはじめていえによんでもらったときもとうぜんかぎなんかかけていなかった。)
僕が初めて家に呼んでもらったときも当然鍵なんかかけていなかった。
(さけをのんでふたりともでいすいして、)
酒を飲んで二人とも泥酔して、
(きぜつするようにいつのまにかねむっていた。)
気絶するようにいつの間にか眠っていた。
(ぼくがまよなかにみみなりのようなものをかんじてめをさますと)
僕が真夜中に耳鳴りのようなものを感じて目を覚ますと
(よこにねていたししょうのかおをのぞきこむようにしているおとこのかげがめにはいった。)
横に寝ていた師匠の顔を覗き込むようにしている男の影が目に入った。
(ぼくはどろぼうだとおもい、いっしゅんぱにっくになったが、)
僕は泥棒だと思い、一瞬パニックになったが、
(からだがこうちょくしてこえをあげることもできなかった、)
体が硬直して声をあげることもできなかった、
(ぼくはとりあえずねてるふりをしながら、)
僕はとりあえず寝てるふりをしながら、
(うすめをあけてそっちをぎょうししているとおとこはふらふらしたあしどりで)
薄目を開けてそっちを凝視していると男はふらふらした足取りで
(からだをおこすとげんかんのどあのほうへいきはじめた。)
体を起こすと玄関のドアのほうへ行き始めた。
(「いっちまえ。なにもとるもんないだろこのへや」)
「行っちまえ。何も取るもんないだろこの部屋」
(とひっしでねんじているとおとこはどあをあけた。)
と必死で念じていると男はドアを開けた。
(うすあかりのなかでいっしゅんふりかえってこっちをみたとき、)
薄明りの中で一瞬振り返ってこっちを見た時、
(みぎほおにきずのようなものがみえた。)
右頬に傷のようなものが見えた。
(おとこがいってしまうとぼくはししょうをたたきおこした。)
男が行ってしまうと僕は師匠を叩き起こした。
(「たのむからひっこしましょうよ!」)
「頼むから引っ越しましょうよ!」
(もうほとんどはんなき)
もうほとんど半泣き
(しかしししょうとぼけていわく)
しかし師匠とぼけて曰く
(「あーこわかったー。でもいまのはかぎしてもむだ」)
「あー怖かったー。でも今のは鍵しても無駄」
(「なにいってるんすか。ばかなんですか。っていうかおきてたんですか」)
「何言ってるんすか。馬鹿なんですか。っていうか起きてたんですか」
(ぼくがまくしたてるとししょうはにやにやわらいながら)
僕がまくしたてると師匠はにやにや笑いながら
(「さいごかおみただろ」)
「最後顔見ただろ」
(うなずくと、ししょうはじぶんのめをゆびさしてぞっとすることをいった。)
頷くと、師匠は自分の目を指さしてぞっとすることを言った。
(「めがね」)
「眼鏡」
(「めがねなしでみたのははじめてだろ?」)
「眼鏡なしで見たのは初めてだろ?」