【世界の終わり】Mermaid Rhapsody

(ひととさかなのはんぶんずつ)

人と魚の半分ずつ

(にんぎょというなまえのかのじょは)

人魚という名前の彼女は

(めずらしいいきものがらすにかこまれてそだった)

珍しい生き物 硝子に囲まれて育った

(みずとりくちとはんぶんずつ)

水と陸地と半分ずつ

(あくありうむとよばれるそのばしょは)

アクアリウムと呼ばれるその場所は

(かのじょにふじゆうをもたらしたのだとひとはいった)

彼女に「不自由」をもたらしたのだと「人」は言った

(ねえおしえてよ)

ねえ、おしえてよ

(じゆうはどんなものなの)

「自由」はどんなものなの？

(わたしはあなたがあいにきてくれる)

わたしは貴方が会いにきてくれる

(ふじゆうなこのばしょが)

「不自由」なこの場所が

(とてもすきだわ)

とても好きだわ

(ねえおねがいよ)

ねえ、お願いよ

(どうかおしつけないで)

どうか押し付けないで

(わたしはあなたがあいにきてくれる)

わたしは貴方が会いにきてくれる

(ふじゆうなこのばしょが)

「不自由」なこの場所が

(すきだわ)

好きだわ

(まーめいどらぷそでぃー)

マーメイド ラプソディー

(きらめくふじゆうなだんすほーるに)

煌めく不自由なダンスホールに

(もういちどあいにきてね)

もう一度会いに来てね

(まーめいどらぷそでぃー)

マーメイド ラプソディー

(きらめくふじゆうなだんすほーるに)

煌めく不自由なダンスホールに

(もういちどあいにきてね)

もう一度会いに来てね

(ここであなたをまっているわ)

ここで貴方を待っているわ

(こよいじゅんぱくのだんすをおどるから)

今宵純白のダンスを踊るから

(じゆうをとなえるひとたちは)

「自由」を唱える人たちは

(にんぎょをうみにかえすべきといった)

「人魚を海に帰すべき」と言った

(がらすのなかからさけんでもなにもとどかない)

硝子の中から叫んでも、何も届かない

(じゆうはこどくとはんぶんずつ)

「自由」は「孤独」と半分ずつ

(かれにあえないじゆうなせかいへ)

彼に会えない自由な世界へ

(ひきはがされるようにがらすのそとへ)

引きはがされるように硝子の外へ

(ねえおしえてよ)

ねえ、おしえてよ

(じゆうはどんなものなの)

「自由」はどんなものなの？

(わたしはあなたがあいにきてくれる)

わたしは貴方が会いに来てくれる

(ふじゆうなこのばしょが)

「不自由」なこの場所が

(とてもすきだわ)

とても好きだわ

(ねえわかるのよ)

ねえ、分かるのよ

(じゆうになってひろいせかいをみて)

「自由」になって広い世界を見て

(わたしはきっとしることになるの)

わたしはきっと知ることになるの

(あなたのかわりはいないと)

貴方の代わりはいないと

(まーめいどらぷそでぃー)

マーメイド ラプソディー

(きらめくふじゆうなだんすほーるに)

煌めく不自由なダンスホールに

(もういちどあいにきてね)

もう一度会いに来てね

(まーめいどらぷそでぃー)

マーメイド ラプソディー

(きらめくふじゆうなだんすほーるに)

煌めく不自由なダンスホールに

(もういちどあいにきてね)

もう一度会いに来てね

(どこにいったらあなたにあえる)

どこに行ったら貴方に会える？

(よるがあけたらわたしはもううみのなか)

夜が明けたらわたしはもう海の中

(はじめてみたがらすのそとのせかい)

初めて見た硝子の外の世界

(ああわたしはひとりですいへいせんをみてるわ)

ああ、わたしはひとりで水平線を見てるわ

(なんてうみはひろいの)

何て海は広いの

(はじめてみたがらすのそとのせかい)

初めて見た硝子の外の世界

(ああわたしはあなたにいちばんにつたえたい)

ああ、わたしは貴方に一番に伝えたい

(なんてうみはひろいの)

何て海は広いの

(まーめいどらぷそでぃー)

マーメイド ラプソディー

(きらめくじゆうなだんすほーる)

煌めく自由なダンスホール

(つぎはわたしがあいにいくわ)

次はわたしが会いに行くわ

(まーめいどらぷそでぃー)

マーメイド ラプソディー

(きらめくじゆうなだんすほーる)

煌めく自由なダンスホール

(つぎはわたしがあいにいくわ)

次はわたしが会いに行くわ

(もうまってるだけじゃないから)

もう待ってるだけじゃないから

(こよいじゅんぱくのだんすをおどるから)

今宵純白のダンスを踊るから