破壊神ベルモッドによるジレン語り【DB超】
※「、」や「。」も打ちますが、「...」は打ちません。
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問題文
(おまえたちにもおしえよう。じれんのつよさへのしゅうちゃくのりゆうを。)
お前たちにも教えよう。ジレンの強さへの執着の理由を。
(じれんはあるあくとうにりょうしんをころされたんだ。)
ジレンはある悪党に両親を殺されたんだ。
(そしてししょうとなるおとこにたすけられいちめいをとりとめた。)
そして師匠となる男に助けられ一命を取り留めた。
(それからじれんはししょうのもとでさらなるつよさとただしいみちをきわめようとした。)
それからジレンは師匠の下でさらなる強さと正しい道を極めようとした。
(ひとり、ふたり、さんにんじれんのまわりにはなかまができた。)
1人、2人、3人…ジレンの周りには仲間ができた。
(そこにふたたびやつがやってきた。なかまとともにたたかった。)
そこに再び奴がやって来た。仲間とともに戦った。
(じれんにはかてるじしんがあったんだ。)
ジレンには勝てる自信があったんだ。
(だが、やつはつよすぎた。じれんのなかまはつぎつぎところされた。)
だが、奴は強すぎた。ジレンの仲間は次々と殺された。
(じれんのししょうまでもやつとのたたかいでいのちをおとした。)
ジレンの師匠までも奴との戦いで命を落とした。
(じれんはふたたびたちあがろうとしたが)
ジレンは再び立ち上がろうとしたが
(いきのこったもんかせいにたちあがるものはいなかった。)
生き残った門下生に立ち上がる者はいなかった。
(そのときつうかんしたんだ。しんらいなどむかちだと。)
そのとき痛感したんだ。信頼など無価値だと。
(ちからなきものはきょうしゃにしたがうしかなかったのだ。)
力なき者は強者に従うしかなかったのだ。
(じれんはひとりになった。)
ジレンは独りになった。
(しんらいしていたれんちゅうにうらぎられたじれんのかなしみははかりしれない。)
信頼していた連中に裏切られたジレンの悲しみは計り知れない。
(それとどうじにりかいしたのさ。)
それと同時に理解したのさ。
(つよさこそせいぎ。つよさこそぜったいなのだと。)
強さこそ正義。強さこそ絶対なのだと。
(かてばまわりがついてくる。)
勝てば周りがついてくる。
(しょうりすればすべてがてにはいる。)
勝利すればすべてが手に入る。
(そこにかんじょうなどふよう。)
そこに感情など不要。
(おれはそんなじれんのとてつもないつよさへのかつぼうとそのこどくしんにほれたんだ。)
オレはそんなジレンのとてつもない強さへの渇望とその孤独心に惚れたんだ。