藍色の部屋

(にねんまえのきょうは)

2年前の今日は

(このへやにふたりで)

この部屋に2人で

(あいいろただよう)

藍色漂う

(しずけさに)

静けさに

(あかりをともしたね)

明かりをともしたね

(まぶたとじるまえの)

まぶた閉じる前の

(ゆめのいりぐちみたいに)

夢の入口みたいに

(はてしないじかん)

果てしない時間

(つづくんだと)

続くんだと

(しんじてたのに)

信じてたのに

(もしいまひとつだけこのへやに)

もし今ひとつだけこの部屋に

(なにかをおけるのならわたしは)

何かを置けるのなら私は

(あたたかいきみといういろの)

暖かい君という色の

(らんぷをおきたい)

ランプを置きたい

(きみのいないへや)

君のいない部屋

(あいのひかりを)

藍の光を

(だきしめたらまだいるきがして)

抱きしめたらまだいる気がして

(またおとなになれないからいまも)

また大人になれないから今も

(おびえてる)

怯えてる

(きみはいないけどうかぶすがたに)

君は居ないけど浮かぶ姿に

(といかけたらまだいるきがして)

問いかけたらまだいる気がして

(そうねおとなになれないから)

そうね大人になれないから

(きみのかえりをここで)

君の帰りをここで

(ずっとまってるの)

ずっと待ってるの

(にねんごのわたしは)

2年後の私は

(このへやでひとりきり)

この部屋でひとりきり

(ともにすごした)

共に過ごした

(あのころは)

あの頃は

(もどらないから)

戻らないから

(もしいまひとつだけこのへやに)

もし今ひとつだけこの部屋に

(だれかをよべるのならわたしは)

誰かを呼べるのなら私は

(あたたかいぬくもりくれた)

暖かい温もりくれた

(あなたにあいたい)

あなたに会いたい

(きみのいないへや)

君の居ない部屋

(あいのひかりを)

藍の光を

(みつめたならまだいるきがして)

見つめたならまだいる気がして

(まだおとなになれないからいまも)

まだ大人になれないから今も

(ないているの)

泣いているの

(きみはいないけどのこるゆびわを)

君はいないけど残る指輪を

(なぞったならまだいるきがして)

なぞったならまだいる気がして

(そうねおとなになれないから)

そうね大人になれないから

(きみのかえりをここで)

君の帰りをここで

(ずっとまってるの)

ずっと待ってるの

(ひとりではこのへやの)

1人ではこの部屋の

(かたすみもこころのなかも)

片隅も心の中も

(てらせそうもなくて)

照らせそうもなくて

(しりすぎたはずのいばしょも)

知りすぎたはずの居場所も

(あれからなぜだかどこだか)

あれからなぜだかどこだか

(わからないよ)

分からないよ

(きみのいないへや)

君の居ない部屋

(あいのひかりを)

藍の光を

(だきしめたらまだいるきがして)

抱きしめたらまだいる気がして

(またおとなになれないからいまも)

また大人になれないから今も

(おびえてる)

怯えてる

(きみはいないけど)

君はいないけど

(うかぶすがたに)

浮かぶ姿に

(といかけたらまだいるきがして)

問いかけたらまだいる気がして

(そうねおとなになれないから)

そうね大人になれないから

(きみのかえりをここで)

君の帰りをここで

(ずっとまってるの)

ずっと待ってるの

(そうねおとなになれないから)

そうね大人になれないから

(きみのかえりをここで)

君の帰りをここで

(ずっとまってるの)

ずっと待ってるの