そんだけ

(うちあげられたくらげにはもういくあてはないのさ)

打ち上げられたクラゲにはもう行くあてはないのさ

(どうせならすなはまよりもあのそらがよかった)

どうせなら砂浜よりもあの空が良かった

(どっかとおくのほしをみつけていってみたい)

どっか遠くの星を見つけて行ってみたい

(ゆらゆらときみをすこしずつわすれさせて)

ゆらゆらと君を少しずつ忘れさせて

(きずつくくらいならこのままゆれていたいよ)

傷つくくらいならこのまま揺れていたいよ

(もうからっぽになって)

もう空っぽになって

(どうせうそならそんなふざけたきすでいい)

どうせ嘘ならそんなふざけたキスでいい

(そんだけ)

そんだけ

(くちさきだけのいっしょうよりも)

口先だけの一生よりも

(うんざりするくらいこのいっしゅんだけをまぁ)

ウンザリするくらいこの一瞬だけを　まぁ

(とりかえしつかんくなってからおいだれにうたってるんだか)

取り返しつかんくなってから　おい誰に歌ってるんだか

(わからないわからないわからないよもうええわ)

わからない　わからない　わからないよ　もうええわ

(いのなかのかわずぼくはたいかいはしらない)

井の中の蛙　僕は大海は知らない

(でもだいたいいえにかえるのがげんじょうもうたいがいかえるかげんしょう)

でも大体家に帰るのが現状　もう大概蛙化現象

(じぶんでもわからないんだもんって)

「自分でもわからないんだもん」って

(なんできみがないてるんだろう)

何で君が泣いてるんだろう？

(どうせならけろっとはやくわすれてやる)

どうせならケロッと早く忘れてやる！

(みたいのはきみのはだか)

見たいのは君のハダカ

(じゃなくてはだかのこころのほう)

じゃなくてハダカのココロの方

(とかいってはみたけどきっときみにはばればれだったよなー)

とか言っては見たけどきっと　君にはバレバレだったよな～

(いややっぱどっちもかそんだけ)

（いややっぱどっちもか）そんだけ

(くちさきだけのいっしょうよりも)

口先だけの一生よりも

(うんざりするくらいこのいっしゅんだけをまぁ)

ウンザリするくらいこの一瞬だけを　まぁ

(とりかえしつかんくなってからおいだれにうたってるんだか)

取り返しつかんくなってから　おい誰に歌ってるんだか

(わからないわからないわからない)

わからない　わからない　わからない

(はいけいくらやみのそこからきみへひにくとあくいをこめて)

『拝啓、暗闇の底から君へ皮肉と悪意を込めて。

(おかげでぼくはすこしだけまたいやみなおとなになれました)

おかげで僕は少しだけ、また嫌味な大人になれました。

(とまったじかんをゆうこうにつかえてとてもしあわせです)

止まった時間を有効に使えてとても幸せです。

(ありがとうでもほんとうは)

ありがとう。でも本当は……

(ふざけたきすよりもあいがほしかった)

ふざけたキスよりも愛が欲しかった。』

(そんだけ)

そんだけ

(くちさきだけのいっしょうよりも)

口先だけの一生よりも

(うんざりするくらいこのいっしゅんだけをまぁ)

ウンザリするくらいこの一瞬だけを　まぁ

(とりかえしつかんくなってからおいだれにうたってるんだか)

取り返しつかんくなってから　おい誰に歌ってるんだか

(わからないわからないわからないよもうええわ)

わからない　わからない　わからないよ　もうええわ