夢見る隙間/aiko

(これがさいごかもしれないと)

これが最後かもしれないと

(あなたにあたしはきすをする)

あなたにあたしはキスをする

(もうあえないかもしれないと)

もう逢えないかもしれないと

(あなたをあたしはだきしめる)

あなたをあたしは抱きしめる

(これがさいごかもしれないと)

これが最後かもしれないと

(あなたのかたにあごをのせる)

あなたの肩に顎をのせる

(これでもうあえないかもしれない)

これでもう逢えないかもしれない

(かえるあなたにてをふろう)

帰るあなたに手を振ろう

(いつもそんなきもちでいるから)

いつもそんな気持ちでいるから

(いつもこんなきもちでいるから)

いつもこんな気持ちでいるから

(あなたのあいだけでいきていたい)

あなたの愛だけで生きていたい

(たかくまできえないあおいそらのようにえいえんだったら)

高くまで消えない青い空のように永遠だったら

(たまにやってくるはるがたまにやってくるなつが)

たまにやって来る春が　たまにやって来る夏が

(あすもあさってもらいねんもやってきてくれるのかな)

明日も明後日も来年もやってきてくれるのかな

(わからない)

わからない

(なんどなおしてもくるってくすこしこわれてるうでどけい)

何度直しても狂ってく　少し壊れてる腕時計

(あなたのすがたみてるだけでわらってこぼれるかたおもい)

あなたの姿見てるだけで　笑ってこぼれる片想い

(これがさいしょかもしれないね)

これが最初かもしれないね

(あたしなにもしりませんでした)

あたし何も知りませんでした

(もうあいたいよっていうための)

もう逢いたいよって言うための

(ことばをいつでもさがしてる)

言葉をいつでも探してる

(めをあけたらあなただけがいる)

目を開けたらあなただけがいる

(めをとじるだけでうかんでくる)

目を閉じるだけで浮かんでくる

(ながくかんだがむのあじのように)

長く噛んだガムの味のように

(いつまでもおわらないわすれないような)

いつまでも終わらない忘れないような

(きすがしたい)

キスがしたい

(しらずすぎていくひびがほおをさらってくかぜが)

知らず過ぎていく日々が　頬をさらってく風が

(すべてあのひとにあげればとうしろがみをなでるから)

全てあの人にあげればと後ろ髪をなでるから

(とまらない)

止まらない

(こころがあなたのことでぜんぶうまってしまった)

心があなたのことで全部埋まってしまった

(ゆめみるすきまものこってない)

夢見る隙間も残ってない

(あぁでもいわない)

あぁでも言わない

(たまにやってくるはるがたまにやってくるなつが)

たまにやってくる春が　たまにやってくる夏が

(あすもあさってもらいねんもやってきてくれるのかな)

明日も明後日も来年もやって来てくれるのかな

(あいたい)

逢いたい