魁

(さむいさむいよるのとばりこおることばうけながしてすいせいをまってた)

寒い寒い 夜の帳凍る言葉 受け流して彗星を待ってた

(ひかりにはとおいこころで)

光には遠い心で

(それでもかがやきへとてをのばしたいそれにはあばれるゆめがいたい)

それでも 輝きへと手を伸ばしたい それには 暴れる夢が痛い

(いまはいまはなもなきはないぜんのつぼみだとこのよのあらしをたえながらえがくよ)

今は今は名も無き花以前の蕾だと 此の世の嵐を耐えながら描くよ

(じょうねつはたやさぬままで)

情熱は絶やさぬままで

(なきそうなときはないてしまえそれがみらいかいかさきがけとなれ)

泣きそうな時は 泣いてしまえ それが 未来開花魁となれ

(ひとみのじゅんどはあがることになるからむだになんかならない)

瞳の純度は上がることになるから 無駄になんかならない

(なきそうなときはないてしまえきょうはそんなひもあるとわらって)

泣きそうな時は泣いてしまえ 今日はそんな日もあると笑って

(なみだとまざれきぼうよそんなかんじかれいにさきほこるぜんしょうせん)

涙と混ざれ 希望よ そんな感じ？ 華麗に咲き誇る 前哨戦

(はなさながらこしたんたんよーっはっ)

花 さながら虎視眈々 (ヨーッ ハッ!)

(じんしかしてうめこうこよーっはっ)

仁 しかして梅香々 (ヨーッ ハッ!)

(ごうあせらずくもねらわずまけたくないかれたくないしんさんさん)

業 焦らず 雲 狙わず 負けたくない 枯れたくない 信 燦々

(ひとつじゃないいくつもねがいかなえたいとおからじはるやっとのすいせい)

ひとつじゃない 幾つも願い叶えたい 遠からじ春 やっとの彗星

(さけびへとかわるいのり)

叫びへと変わる祈り

(それならとどきそうだつかんでみせるそれからちらないゆめをみよう)

それなら 届きそうだ つかんでみせる それから 散らない夢を見よう

(されどされどなもなきはなのむねのほこりはこのよのなによりもとうといとおもうよ)

然れど然れど名も無き花の胸の誇りは 此の世の何よりも尊いと思うよ

(だれもだれもしらなくてもわれおもうゆえのじぶん)

誰も誰も知らなくても 我思う故の自分

(ないちゃったぶんだけぼくよたくましくもっともっとなんてよくばりか)

泣いちゃった分だけ 僕よ逞しく もっともっとなんて欲張りか？

(よくばりじゃないねがいだねがいのつよさがはなをいろどって)

欲張りじゃない 願いだ 願いの強さが花を彩って

(ないちゃったぶんだけぼくよたくましくゆいがむにかいとなれ)

泣いちゃった分だけ 僕よ逞しく 唯雅無二魁となれ

(うつせみうきよさいしんのやぼうにのってうるわしくさかせやこころ)

空蝉浮世 最新の野望に乗って 麗しく咲かせや 心

(なきそうなときはないてしまえそれがみらいかいかさきがけとなれ)

泣きそうな時は 泣いてしまえ それが 未来開花魁となれ

(ひとみのおんどはあがりつづけるよさきほこるまであともうちょっと)

瞳の温度は上がり続けるよ 咲き誇るまで あともうちょっと

(うるわしくさかせやこころ)

麗しく咲かせや 心