《終わらない鬼ごっこ》2

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問題文
(おれはうんどうぐつをはいて、かくれてsがくるのをわくわくしながらまった。)
俺は運動靴を履いて、隠れてSが来るのをワクワクしながら待った。
(30ぷんくらいして、ぱんぱんのらんどせるをせおったsが、)
30分くらいして、パンパンのランドセルを背負ったSが、
(にもつをひきずりながらあるいてきた。)
荷物を引き摺りながら歩いてきた。
(sがうわばきをぬいだ。)
Sが上履きを脱いだ。
(おれはそのしゅんかんうしろからsのあたまをおもいっきりたたいて、「たーっちw」と)
俺はその瞬間後ろからSの頭を思いっきり叩いて、「ターッチw」と
(にくにくしいこえでいってそのばからぜんりょくでにげた。)
憎々しい声で言ってその場から全力で逃げた。
(sはそうぞういじょうのものすごいはんのうをした)
Sは想像以上の物凄い反応をした
(「ををぉーおー」とものすごいおおごえでさけんだのだ。)
「ををぉーおー」と物凄い大声で叫んだのだ。
(おれはわらいながらはしった。)
俺は笑いながら走った。
(ひっしでくやしがりながらはしってくるsをみてやろとふりかえった。)
必死で悔しがりながら走ってくるSを見てやろと振り返った。
(このときはあのおおにもつじゃはしっておいかけてきてないかもしれねー)
この時はあの大荷物じゃ走って追いかけてきてないかもしれねー
(つまんねーなどとおもっていた。)
つまんねーなどと思っていた。
(しかしsはくつしたのまま、にもつもほっぽりだしておれをおいかけてきていた。)
しかしSは靴下のまま、荷物もほっぽり出して俺を追いかけてきていた。
(sのひっしさにおれはおおわらいをしながらはしった。)
Sの必死さに俺は大笑いをしながら走った。
(sは「ころす!」「のろう!」「まて!」をものすごいさけんでいた。)
Sは「殺す!」「呪う!」「待て!」を物凄い叫んでいた。
(さいごのほうはのどがへんになっているのにむりやりだしているようなこえだった。)
最後の方は喉が変になっているのに無理やり出しているような声だった。
(おれはいえにかえってからもわらいがとまらなかった。)
俺は家に帰ってからも笑いが止まらなかった。
(あーせいせいしたとこころからおもった。)
あーせいせいしたと心から思った。
(ゆうがたごろ、いえでてれびをみていると、)
夕方頃、家でテレビを見ていると、
(「をおうー」というにんげんとはおもえないようなこえがきこえた。)
「をおうー」という人間とは思えないような声が聞こえた。
(sがころすといっているこえだとちょっかんてきにかんじひやあせがでてきた。)
Sが殺すといっている声だと直感的に感じ冷や汗が出てきた。
(あいつ、まださがしているのかよ・・・おれみつかったらどうなるんだよ・・と)
あいつ、まだ探しているのかよ・・・俺見つかったらどうなるんだよ・・と
(そのひのよる、いえにきんきゅうれんらくもうが、まわってきた。)
その日の夜、家に緊急連絡網が、回ってきた。
(sがしんだからだ。)
Sが死んだからだ。
(とらっくにはねられたらしい・・・)
トラックに跳ねられたらしい・・・
(あとでしったことだがしんごうをむししてどうろにとびだしてきたらしい。)
後で知った事だが信号を無視して道路に飛び出してきたらしい。
(そしてくつをはいておらずあしのうらとのどがずたずただったそうだ。)
そして靴を履いておらず足の裏と喉がズタズタだったそうだ。
(そして、sがじこにあったじかんはちょうどおれがあのこえをきいたじかんだった。)
そして、Sが事故にあった時間は丁度俺があの声を聞いた時間だった。
(sがおおにもつできょうしつからでてくるのがおそいせいか、)
Sが大荷物で教室から出てくるのが遅いせいか、
(おれがかかわっていることはだれにもばれなかった。)
俺が関わっている事は誰にもばれなかった。
(もしかしたらしぬちょくぜんまで、sはさけびながらはしりつづけていたのかもしれない。)
もしかしたら死ぬ直前まで、Sは叫びながら走り続けていたのかもしれない。
(あのぶきみなこえだけでおわればどんなにしあわせだったことか・・・)
あの不気味な声だけで終わればどんなに幸せだった事か・・・
(そのよる、sがしんだひにきいたあのこえがきこえてきた。)
その夜、Sが死んだ日に聞いたあの声が聞こえてきた。
(こんどはおいかけられるばんなのかもしれないとおもった。)
今度は追いかけられる番なのかもしれないと思った。
(それからというもの、おれはまいにちいすにすわってすごしている。)
それからというもの、俺は毎日椅子に座って過ごしている。
(いすにすわっていればあんぜんかもしれないとおもっているからだ。)
椅子に座っていれば安全かもしれないと思っているからだ。
(いまはまるであのときのsのまねをしているようなせいかつをしている。)
今はまるであの時のSの真似をしているような生活をしている。
(いすにすわってねているさまなど、じゅぎょうちゅうにねていたsそのものだ。)
椅子に座って寝ている様など、授業中に寝ていたSそのものだ。
(いまではsのようにたにんがおいかけてくるようにおもえて)
今ではSのように他人が追いかけてくるように思えて
(ちかづくことができない。)
近づく事が出来ない。
(また、はんけい5mいないにちかづけないげーむをやることになるとは、)
また、半径5m以内に近づけないゲームをやることになるとは、
(なんというひにくだろう。)
何という皮肉だろう。