人為世界のエンブリオ ＩＡ

(ゆるされたいのちがおちてゆくたねとなって)

赦された生命が　堕ちてゆく種子となって

(たくされたげんそがらせんをえがくかんかく)

託された元素が　螺旋を描く感覚

(ふたしかにめいめつするこのいしきへ)

不確かに明滅するこの意識へ

(ながれこむとおいきおく)

流れ込む遠い記憶

(みちびかれひかりをおったそのさきで)

導かれ光を追ったその先で

(かすかなこどうがきこえる)

微かな鼓動が聞こえる

(きみがくれたせんりつ　．．．ｉ　ｓｉｎｇ)

キミがくれた旋律 ...I sing

(ちゅうをまいかぜとなれ　ｌｉｋｅ　ａ　ｂｒｅｅｚｅ．)

宙を舞い　風となれ like a breeze.

(やがてひびくせかいのはてまで)

やがて響く　セカイの果てまで

(こぼれてゆくかんじょう　．．．ｉ　ｆｅｅｌ)

零れてゆく感情 ...I feel

(このなみだもぜつぼうもいつかげんじつになるとしんじて)

この涙も絶望もい つか現実になると信じて

(ｔｈａｔ　ｖｏｉｃｅｌｅｓｓ　ｃａｌｌｉｎｇ)

that voiceless calling

(ｆｒｏｍ　ｙｏｕｒ　ｈｅａｒｔ．)

from your heart.

(ただうたう)

ただ唄う

(とざされたとびらはむしばまれちりとなって)

閉ざされた扉は　蝕まれ灰塵となって

(しめされたことばはうつろなおとのしゅうせき)

示された言葉は　虚ろな音の集積

(なにもないぼうばくとしたせかいで)

何もない茫漠とした世界で

(ただひとりほしをかぞえていた)

ただ独り　星を数えていた

(あてもなくさまようたびびとのように)

宛てもなく彷徨う旅人のように

(うまれたそのいみさがして)

生まれたその意味　探して

(きみがくれたついおく　．．．ｉ　ｌｏｓｔ)

キミがくれた追憶 ...I lost

(いまはもうとどかない　ｉｎ　ｙｏｕｒ　ｄｒｅａｍ．)

今はもう　届かない in your dream.

(やがておわるれきしのはぐるま)

やがて終わる歴史の歯車

(こわれてゆくじいしき　．．．ｔｅｌｌ　ｍｅ)

壊れてゆく自意識 ...Tell me

(せめてそっとだきしめてずっとわたしをわすれないでいて)

せめてそっと抱きしめて ずっと私を忘れないでいて

(ｗｈａｔ　ｉ　ｓｈｏｕｌｄ　ｄｏ)

what I should do

(ｆｏｒ　ｍｙｓｅｌｆ　ｎｏｗ．)

for myself now.

(えいえんに)

永遠に

(ふかんぜんなけいしつじょうたいむちつじょなへいこうせんたく)

不完全な形質状態　無秩序な平衡選択

(ひごうりてきなこうはいみかんせいのしゅうまついんし)

非合理的な交配　未完成の終末因子

(ふきそくなじゅうふくけっしつりそうてきなけいとうはっせい)

不規則な重複欠失　理想的な系統発生

(じんいてきなかんじょうにやがてやどるこころ)

人為的な感情に　やがて宿るココロ

(きみといつかふたりで　．．．ｉ　ｐｒａｙ)

キミといつか二人で ...I pray

(あのくもをおいかけて　ｔｏ　ｔｈｅ　ｓｋｙ．)

あの雲を追いかけて to the sky.

(やがていたるさいはてうつして)

やがて至る最果て映して

(きおくのかくうしなっても)

記憶の核　失っても

(ときのかなたこのばしょできみがさいごにのこしたこのうたを)

時空の彼方　この場所で キミが最後に残したこの歌を

(ｉｔ’ｓ　ｌａｓｔ　ｗｏｒｄ)

It's last word

(ｉｎ　ｔｈｉｓ　ｈｏｐｅｌｅｓｓ　ｗｏｒｌｄ．)

in this hopeless world.

(わすれないずっと)

忘れない　ずっと