スイートマイルーム

(さよならいとしきひびよさよならきみといたひよ)

さよなら　愛しき日々よ　さよなら　君といた日よ

(ほんとうはきみともっといきていたかった)

本当は君ともっと生きていたかった

(おもかげこんなにのこしてもうかえってこないんだね)

面影こんなに残して　もう帰ってこないんだね

(なみだうけとめたぼくのへや)

涙受け止めた僕の部屋

(いつもいくじがないくせに)

いつも意気地がないくせに

(きみとであったときはつかまえなきゃきえてしまう)

君と出会った時は　捕まえなきゃ消えてしまう

(そんなきがしたの)

そんな気がしたの

(でもそれはきっとじじつつかみどころないきみに)

でもそれはきっと事実　掴み所無い君に

(このむねはよごとまいよきみをえがいた)

この胸は夜毎毎夜君を描いた

(さよならいとしきひびよさよならきみといたひよ)

さよなら　愛しき日々よ　さよなら　君と居た日よ

(こうなるまえにもっとだきしめていたかった)

こうなる前にもっと抱きしめていたかった

(しずくをこんなにおとして)

滴をこんなに落として

(しみこんではきえるあめまだはれそうもないぼくのへや)

染み込んでは消える雨　まだ晴れそうもない僕の部屋

(きせつがきみをおしながしわすれさせようとしてくれる)

季節が君を押し流し　忘れさせようとしてくれる

(それにあらがうかのようにおもかげをきざむ)

それに抗うかのように　面影を刻む

(あたらしいようふくとほしかったくつをかい)

新しい洋服と欲しかった靴を買い

(みにつけてもおもうのはきみにみてほしかった)

身に付けても思うのは「君に見てほしかった」

(さよならいえないきずにそれでもぬるのはきみ)

さよなら　癒えない傷に　それでも塗るのは「君」

(くすりかどくかもうわからなくなって)

薬か毒かもうわからなくなって

(なおさらひろがるみれんにぬけだすどあかなくて)

尚更広がる未練に　抜け出すドア開かなくて

(すべてとじこめたぼくのへや)

全て閉じ込めた僕の部屋

(どこかでこのうたがながれてきみのみみにはいるそのひまで)

何処かでこの歌が流れて　君の耳に入るその日まで

(ららららうたいつづけようしゃらららきみのおもかげを)

ララララ　歌い続けよう　シャラララ　君の面影を

(それまでぼくはずっとこのへやにいるから)

それまで僕はずっとこの部屋にいるから

(でんわもめーるもできないこのうたどうかとどけ)

電話もメールもできない　この歌どうか届け

(きみをえがきもっと)

君を描きもっと…

(ほんとうはわかっているよもう)

本当は分かっているよもう

(かえらないひとのうたをうたえばうたうほどみじめなんだって)

帰らない人の歌を　歌えば歌うほど惨めなんだって

(さよならいとしききみよさよならしあわせであれ)

さよなら　愛しき君よ　さよなら　幸せであれ

(このへやでしんだぼくのうた)

この部屋で死んだ僕の歌