泣きがら

(きみがぼくにかたりかけるくるしまぎれのじょうとうく)

君が僕に語りかける苦し紛れの常套句

(きもちさぐるわたしのことばながすきみのこころとおく)

気持ち探る私の言葉流す君の心遠く

(はるなつあきふゆ)

春夏秋冬

(きせつはめぐっても)

季節は巡っても

(きどあいらく)

喜怒哀楽

(うなだれてるきょうだ)

うなだれてる今日だ

(おもうたびにみてもきどくのつかないらいんのとーく)

思う度に見ても既読のつかないLINEのトーク

(こころなくすほどのにちじょうでうすれていくきおく)

心亡くすほどの日常で薄れていく記憶

(であったころからかわらないよ)

出会った頃から変わらないよ？

(それでも)

『それでも』

(あめやみませんね)

『雨、やみませんね。』

(あいまいなあなたとはんしんはんぎなぼく)

曖昧なあなたと　半信半疑な僕

(へいこうせんぎもんふねむれないよる)

平行線　疑問符　眠れない夜

(それでもあなたじゃなきゃいやだからだめだね)

それでもあなたじゃなきゃ嫌だからダメだね

(つよがりなきむしだまされたふり)

強がり泣き虫　騙されたフリ

(もうあいでしょうね)

盲愛でしょうね？

(きみがつげるさいごのことばをおそれてるこころのおく)

君が告げる最後の言葉を恐れてる心の奥

(でぐちのないめいろつめたいことばいとしいきおく)

出口のない迷路　冷たい言葉　愛しい記憶

(しゃしんがいろあせるようにはきえないよ)

写真が色褪せるようには消えないよ

(あいしてるだけじゃもうておくれだよね)

「愛してる」だけじゃもう手遅れだよね

(どうして)

どうして？

(おいかけてもすりぬけていく)

追いかけてもすり抜けていく

(とどかないこえひびかないこどうだ)

届かない声　響かない鼓動だ

(もういっそのことぼくのことを)

もういっそのこと僕のことを

(だいきらいといってほしい)

大嫌いと言って欲しい

(あいまいなあなたと)

曖昧なあなたと

(はんしんはんぎなぼく)

半信半疑な僕

(へいこうせんぎもんふ)

平行線　疑問符

(ねむれないよる)

眠れない夜

(あいたいなあなたにくらいへやにひとり)

会いたいなあなたに　暗い部屋に1人

(てんとてんつながるとまらないあめ)

点と点繋がる　止まらない雨

(それでもあなたじゃなきゃいやなんてさだめだね)

それでもあなたじゃなきゃ嫌なんてさ　ダメだね

(さよならはじめてあいしたひと)

さよなら初めて愛した人

(なきむしさなぎぬいで)

泣き虫　蛹脱いで

(はばたくの)

羽ばたくの

(わたしはしあわせになることをいそいではいないけど)

私は幸せになることを急いではいないけど

(おなじきもちでいてくれたらいいなっておもってた)

同じ気持ちでいてくれたらいいなって思ってた

(わすれられるようにがんばるね)

忘れられるように頑張るね

(きみとすごしたあのばしょにもいかないし)

君と過ごしたあの場所にも行かないし

(きみがすきだったあのおんがくもきかない)

君が好きだったあの音楽も聴かない

(もしらいせでまたあえたらさ)

もし来世でまた会えたらさ

(こうかいするまえにまよわずわたしをえらんでよ)

後悔する前に迷わず私を選んでよ

(きずつけずにあいしてよ)

傷つけずに愛してよ

(わすれない)

忘れない

(でももうもどらない)

でも、もう戻らない

(ありがとう)

ありがとう

(ひとりめのうんめいのひと)

1人目の運命の人