Pity ／ pupa

(だれもきやしないやぶられた)

誰も来やしない 破られた

(ひとりはじっこできょうもあわれ)

一人端っこで 今日も哀れ

(ならべたしょっきをみつめながら)

並べた食器を見つめながら

(つけられたきずをかぞえるの)

付けられた傷を数えるの

(いみなんてないつくりわらい)

意味なんて無い 作り笑い

(こばむあたしをこどくがおかす)

拒むあたしを孤独が侵す

(くせになるほどかみついたつめで)

癖になるほど嚙み付いた爪で

(しあわせなもうそうをかききるの)

幸せな妄想を掻き切るの

(ささるささるおとしたかびん)

刺さる 刺さる 落とした花瓶

(もはやあたしにかちなどないから)

最早 あたしに価値など無いから

(なんでなんでふこうをむさぼる)

なんで なんで 不幸を貪る

(もはやともにわらいましょう)

最早 共に嗤いましょう

(はしたなくおどっておどってばかね)

はしたなく踊って踊って馬鹿ね

(はじめからだれもみちゃいないの)

初めから誰も見ちゃいないの

(くるしみをむしってむしってつくる)

苦しみを毟って毟って作る

(みじめなあたしのできあがり)

惨めなあたしの出来上がり

(はしたなくにらんでにらんでばかね)

はしたなく睨んで睨んで馬鹿ね

(いすにすわるのはあたしだけ)

椅子に座るのはあたしだけ

(いくらでものろってのろってはくの)

いくらでも呪って呪って吐くの

(これだけがわたしのとりえ)

これだけが私の取り柄

(すててもすててもかおだすだいきょう)

捨てても捨てても顔出す大凶

(あたまをかきまぜだましたあいじょう)

頭を掻き混ぜ騙した愛情

(きれいなくろすをみつめてはっきょう)

綺麗なクロスを見つめて発狂

(ないふをつきたてひびかすの)

ナイフを突き立て響かすの

(きづかないふりつくりわらい)

気づかないふり 作り笑い

(なにかのまちがいひどいごじょうだん)

何かの間違い 酷いご冗談

(あざになるほどきずつけたうでで)

痣になるほど傷付けた腕で

(しあわせなもうそうをうちつけるの)

幸せな妄想を打ち付けるの

(ささるささるおとしたかびん)

刺さる 刺さる 落とした花瓶

(もはやあたしにかちなどないから)

最早 あたしに価値など無いから

(なんでなんでふこうをむさぼる)

なんで なんで 不幸を貪る

(もはやともにわらいましょう)

最早 共に嗤いましょう

(はしたなくおどっておどってばかね)

はしたなく踊って踊って馬鹿ね

(はじめからだれもみちゃいないの)

初めから誰も見ちゃいないの

(くるしみをむしってむしってつくる)

苦しみを毟って毟って作る

(みじめなあたしのできあがり)

惨めなあたしの出来上がり

(はしたなくうらんでうらんでばかね)

はしたなく恨んで恨んで馬鹿ね

(はじめからどれもまちがいだらけ)

初めからどれも間違いだらけ

(にくしみをくらってくらってこえた)

憎しみを喰らって喰らって肥えた

(みにくいあたしのできあがり)

醜いあたしの出来上がり

(はしたなくにらんでにらんでばかね)

はしたなく睨んで睨んで馬鹿ね

(いすにすわるのはあたしだけ)

椅子に座るのはあたしだけ

(いくらでものろってのろってはくの)

いくらでも呪って呪って吐くの

(これだけがわたしのとりえ)

これだけが私の取り柄