猫耳コンプレックス　初音ミク

(しろいさんかくのみみとながいしっぽかくして)

白い三角の耳と長い尻尾隠して

(きょうもまちにでかける)

今日も街に出かける

(どうかだれにもばれませんように！)

どうか誰にもバレませんように！

(ともだちとちがうみためむかしからこんぷれっくすで)

友達と違う見た目　昔からコンプレックスで

(いつもじしんがもてないねこぜがちなまいにち)

いつも自信がもてない　猫背がちな毎日

(そんなわたしにてをさしのべる)

そんな私に手を差し伸べる

(きみのことなんだかいつもいつでもきになって)

君のことなんだか　いつもいつでも気になって

(ねこじたでねこかぶりでおくびょうなじぶんがやだ)

猫舌で猫かぶりで臆病な自分がヤダ

(にげみちばかりさがしてちいさくまるまってたけど)

逃げ道ばかり探して　小さく丸まってたけど

(きらいなとこもまとめて)

キライなとこもまとめて

(わたしのままでいいんだって)

私のままでいいんだって

(きみがおしえてくれたまえあしをそらにかざす)

君が教えてくれた　前足を空にかざす

(かえりみちでみつけたふわふわのねこじゃらし)

帰り道で見つけた　フワフワの猫じゃらし

(あそびたくてうずうずみないふりしてがまん)

遊びたくてウズウズ　見ないふりしてガマン

(そんなわたしのことかまわずに)

そんな私のことかまわずに

(きみはしゃがみこんで「すこしあそんでいこうよ！」)

君はしゃがみこんで　「少し遊んで行こうよ！」

(ねこのてもかりたいほどいそがしすぎるまいにち)

猫の手も借りたいほど忙しすぎる毎日

(かれんだーにふえてゆくきみとわらったおもいで)

カレンダーに増えてゆく　君と笑った思い出

(きのうよりもすこしだけじぶんのことすきになった)

昨日よりも少しだけ自分のこと好きになった

(きこえないように「ありがとう」)

聞こえないように「ありがとう」

(ねこなでごえでつぶやく)

猫なで声でつぶやく

(せすじのばしてしっぽふりながら)

背筋伸ばして　尻尾ふりながら

(うしろあしをふみだした)

後ろ足を踏み出した

(ねこもしゃくしもだれでもかんぺきなひとはいない)

猫も杓子も誰でも　カンペキな人はいない

(それぞれなやみながら)

それぞれ悩みながら

(なんとかかんとかわりきって)

なんとかかんとか割りきって

(１　２　３　にゃー)

１ ２ ３ にゃー

(ねこじたでねこかぶりでおくびょうなじぶんだけど)

猫舌で猫かぶりで臆病な自分だけど

(にげずにまえをむいてきみといっしょにあるこう)

逃げずに前を向いて　君と一緒に歩こう

(むりしてかわらなくても)

無理して変わらなくても

(わたしのままでいいんだって)

私のままでいいんだって

(きみがおしえてくれたまえあしをそらにかざす)

君が教えてくれた　前足を空にかざす

(さんかくのみみをかぜがゆらす)

三角の耳を風が揺らす