人間たるもの

(ああいってもどうせわからない)

ああ言ってもどうせ分からない

(あいぞうとはつまりばぐじゃない？)

愛憎とはつまりバグじゃない？

(でばっぐはいまだおわらないみたいだ)

デバッグは未だ終わらないみたいだ

(かってもなんかつまらない)

勝ってもなんか詰まらない

(もうかってもなんもみたせない)

儲かってもなんも満たせない

(わかってないそんなわけじゃない)

分かってない　そんなわけじゃない

(じだんだふんだるさんちまん)

地団駄踏んだルサンチマン

(しんでもなんもえられない)

死んでも何も得られない

(もういってもまちがえられない)

もう一手も間違えられない

(とはいっても、もはやてがでないってなじたい)

とは言っても、もはや手が出ないってな事態

(あいならさめてるんじゃない？)

愛なら冷めてるんじゃない？

(ただかいならされてるんじゃない？)

ただ飼い慣らされてるんじゃない？

(それにきづけないほどのばかじゃない)

それに気付けない程の馬鹿じゃない

(あなどるなよ)

侮るなよ

(ごうごうなそうじょうに)

囂々な騒擾に

(ちゃちなまにゅあるどおり)

ちゃちなマニュアル通り

(こうべをたれてんだ)

頭を垂れてんだ

(どんなにんげんだってどういきたって)

どんな人間だってどう生きたって

(まあ、どうせくちていく)

まあ、どうせ朽ちていく

(やっきんなってしんでんだ)

躍起んなって死んでんだ

(てんですくいがないわ)

てんで救いがないわ

(「そりゃいんけんだ」っていってみたってさ)

「そりゃ陰険だ」って言ってみたってさ

(どっかふにおちて)

どっか腑に落ちて

(にんげんたるものとじかいしてる)

“人間たるもの”と自戒してる

(ぺいみーぺいみーぺいみー)

ペイミー　ペイミー　ペイミー

(ちょうしょうもひぼうもやじも)

嘲笑も誹謗も野次も

(ぺいみーぺいみーぺいみー)

ペイミー　ペイミー　ペイミー

(かねになるならもうあいですわ)

金になるならもう愛ですわ

(なんでも、つぎがあるらしい)

なんでも、次があるらしい

(えらんでもらすとはおなじそうなんで)

選んでもラストは同じそうなんで

(もういいとすてばちにざれる)

もういいと捨て鉢に戯れる

(はいしたすえになみだしりかいしたゆえにはいたしい)

排した末に涙し　理解した故に吐いた恣意

(わかってないほらわかってない)

分かってない　ほら分かってない

(なにもみえちゃいない)

何も見えちゃいない

(ただただいきてからからにして)

只々生きて　カラカラにして

(だからかりいれただはないしね)

だから借り入れ　タダは無いしね

(たかだかひゃくねんほうらつでよくね)

たかだか百年　放埒でよくね

(すぎたひびをくやんでしまうのなら)

過ぎた日々を悔やんでしまうのなら

(もういいさいていだってにくまれたって)

もういい最低だって憎まれたって

(まあ、そんなものか)

まあ、そんなものか

(なんだってもらえるんならもらおうか)

なんだって貰えるんなら貰おうか

(いはたいがいないがあいいがいがいなんだ)

異は大概無いが愛以外害なんだ

(やっぱいらない)

やっぱ要らない

(このあなはうまらない)

この穴は埋まらない

(どんなにんげんだってどういきたって)

どんな人間だってどう生きたって

(まあ、どうせくちていく)

まあ、どうせ朽ちていく

(やっきんなってしんでんだてんですくいがないわ)

躍起んなって死んでんだ　てんで救いがないわ

(まだまっていけうばっていけ)

まだ舞っていけ　奪っていけ

(ひっきょういきていりゃいい)

畢竟生きていりゃいい

(にんげんたるものなんてくだらない)

“人間たるもの”なんてくだらない

(ぺいみーぺいみーぺいみー)

ペイミー　ペイミー　ペイミー

(ばけのかわをはいで)

化けの皮を剥いで

(ぺいみーぺいみーぺいみー)

ペイミー　ペイミー　ペイミー

(どうぶつらしくけんかしようや)

動物らしく喧嘩しようや

(ぺいみーぺいみーぺいみー)

ペイミー　ペイミー　ペイミー

(ちょうしょうもひぼうもやじも)

嘲笑も誹謗も野次も

(ぺいみーぺいみーぺいみー)

ペイミー　ペイミー　ペイミー

(かねになるならもうあいですわ)

金になるならもう愛ですわ